東日本大震災から1年 (市長メッセージ)
最終更新日:2015年1月3日
東日本大震災から1年
本日、東日本大震災から1年が経過しました。この未曽有の大震災により犠牲になられた皆様に対しまして、衷心から哀悼の意を表します。
また、被災された皆様や、原子力発電所の事故に伴い避難生活を余議なくされている皆様に対しまして、心からお見舞い申し上げます。
地震発生直後から現在まで、本市は、市民の皆様の安全・安心を確保するために力を注いでまいりました。
特に、今回の震災におきましては、放射性物質による広範囲な汚染という、過去に経験したことのない事態に直面いたしました。市では、市民の皆様が利用する公共施設などにおいて、これまでに1万地点を超える地点の大気中放射線量を測定し、必要な除染を行ってまいりました。今後も大気中放射線量の測定を継続するとともに、子どもたちに安全で安心な給食を提供するため、測定機器を導入し、食材等の独自検査を充実してまいります。
さらに、本市が被災した場合に備え、避難所となる市内各小中学校の耐震化を平成24年度中に完了させるなど、総合的な防災対策を進めてまいります。
被災地や被災された皆様への支援につきましては、地震発生当日、消防職員を緊急消防援助隊として派遣したほか、継続して被災地域の自治体へ職員を派遣してまいりました。今後も引き続き職員を派遣し、被災地の復旧支援に努めてまいります。また、市内に避難された皆様のために避難所を開設しましたが、そこでは多くの市民の皆様がボランティアとして、食事の提供をはじめとした様々な支援に取り組んでいただきました。ご協力いただきありがとうございました。
被災地の復旧・復興への道のりはまだ長く、厳しいものがあります。これまでに、市民の皆様から多くの支援物資や義援金などをいただきました。ここに改めてお礼を申し上げますとともに、引き続き、一人ひとりの想いと願いを集めて大きな力とし、少しでも前進できるようにするため、市を挙げて幅広く息の長い支援に取り組んでいきたいと考えております。併せて、今後とも災害に強いまちづくりに全力を傾けてまいりますので、市民の皆様のご協力を賜りますようお願い申し上げます。
平成24年3月11日
川越市長 川合善明
