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平成26年度「教育行政方針」について

最終更新日:2015年1月3日

 川越市・川越市教育委員会

 本年第二回定例会の開会に当たり、平成二十六年度教育行政方針につきまして申し上げます。

 我が国における社会状況は、少子高齢化や情報通信技術の発達・普及などにより、大きく変化しております。
 教育分野においては、家庭や地域の教育力の低下や学校におけるいじめ・不登校、児童生徒の目的意識の欠如や学習意欲、体力の低下など、さまざまな課題が生じております。
 変化の激しい社会の中で次代を担う子どもたちが、心豊かに成長していくためには、学校・家庭・地域が連携・協力し、子どもたちの「生きる力」を育み、一人ひとりが思いやりや生きがいを持てる社会を実現することが重要であると考えております。

 国においては、自立・協働・創造という三つの理念をもとに生涯学習社会を構築するため、第二期教育振興基本計画が策定され、埼玉県では次期計画の策定を進めております。
 本市におきましても川越市教育振興基本計画は、平成二十七年度をもってその計画期間が終了となります。次期総合計画の策定に合わせ、(仮称)第二次川越市教育振興基本計画の策定に向けた準備を進めてまいります。

 また、教育の再生に向けたさまざまな課題が国において検討されておりますので、教育委員会といたしましては、その動向を注視してまいります。

 学校における重要課題のひとつでありますいじめ問題につきましては、昨年九月にいじめ防止対策推進法が施行され、国の基本方針が示されました。本市におきましても各学校と連携しながら、基本方針の策定に向け準備を進めるとともに、いじめを未然に防止するための取組を積極的に進めてまいります。

 昨年九月に、二〇二〇年開催のオリンピック・パラリンピック競技大会が東京に決定したことは、子どもたちに大きな夢や希望を抱かせるものであります。ゴルフ競技が市内の霞ヶ関カンツリー倶楽部で開催される予定となっておりますので、これを契機に子どもたちがスポーツに関心を持ち、また、さまざまな国に対して興味を示すことにより、広い視野で物事を考えられるよう支援してまいりたいと考えております。

 川越市教育振興基本計画では、「生きる力と学びを育む川越市の教育」を基本理念とし、「次代を担いたくましく生きる児童生徒の育成」、「ふれあいと思いやりのある地域社会の実現」、「心豊かで生きがいを持てる市民社会の実現」の三つの目標を掲げております。
 川越市と川越市教育委員会では、その基本理念に沿った五つの方向性を基本方針とし、毎年度、重点施策を定め本市の教育行政を総合的かつ計画的に推進してまいります。

 それでは、平成二十六年度の教育行政の重点施策の概要につきまして川越市教育振興基本計画の施策体系別に申し上げます。

 はじめに、方向性一の「生きる力を育む学校教育の推進」について申し上げます。

 一つ目の重点は、「確かな学力の育成」でございます。
 知・徳・体のバランスの取れた教育をもとに児童生徒の学力向上のため、新たに学力向上プランの策定準備を進め、引き続き全市立学校で「確かな学力」が身に付くよう取組を充実させてまいります。
 また、いじめや不登校、学力向上など各学校の課題に対応するため、本市独自のオールマイティーチャー配置事業を更に推進してまいります。
 二つ目の重点は、「校種間連携の推進」でございます。
 小学校・中学校・高等学校・特別支援学校五十六校をブロックごとに分け、学校間の円滑な交流や接続を目指し、教職員や児童生徒が一体となって取り組む校種間連携を推進してまいります。
 三つ目の重点は、「生徒指導の充実」でございます。
 児童生徒の非行・問題行動等に対するきめ細かな指導・支援のため、生徒指導推進員を配置するスクールボランチ作戦事業を充実するとともに、子どもたちをインターネット上におけるいじめ等から守るため、ネットパトロール事業を引き続き実施してまいります。
 更に、いじめの未然防止につながる心の教育を充実させるため、道徳教育の一層の推進を図るとともに、いじめや不登校で悩んでいる児童生徒を支援するため、さわやか相談員の配置や学生支援員の派遣を引き続き実施いたします。
 四つ目の重点は、「教職員の資質向上」でございます。
 さまざまな教育課題に対応できる実践力ある教職員を育成するため、教職員の経験や今日的な課題に対応した研修を実施し、教職員の資質・能力の向上に努めてまいります。
 五つ目の重点は、「学校施設の整備・充実」でございます。
 児童数が急増している南古谷小学校につきましては、教室不足の解消に向け、校舎を増築するための取組を進めてまいります。
 学校施設は、児童生徒が安全に安心して過ごせる学びの場であり、災害発生時には地域住民の避難所となることから、老朽化している学校施設の耐久性の向上や教育環境の改善を図るため、大規模改造工事やトイレ改修工事等、計画的な整備を推進してまいります。
 また、学校における防災体制につきましても、学校防災対応マニュアルに基づき、災害時における対応を迅速に図れるよう防災体制の整備を徹底してまいります。
 六つ目の重点は、「学校給食の充実」でございます。
 安全・安心でおいしい給食を提供していくとともに、食育の推進を図ってまいります。
 また、新たな学校給食センターの建設につきましては、PFI方式による整備を推進するとともに、既存施設の整備に努めてまいります。
 七つ目の重点は、「市立川越高等学校の改革・充実」でございます。
 三十五人の少人数学級編制や地域特別選抜を継続することにより魅力ある学校づくりを推進してまいります。

 次に、方向性二の「活力ある地域を創る生涯学習の推進」について申し上げます。

 一つ目の重点は、「家庭への支援」でございます。
 安全・安心な学童保育室を目指し、責任を持った運営に努めるとともに、老朽化や狭あい化に対応した施設整備を計画的に進めてまいります。
 二つ目の重点は、「地域の教育力の向上」でございます。
 子どもたちの「生きる力」を育むためには、学校・家庭・地域が連携を深め、地域が一体となり学びを支援する必要があります。地域ぐるみ教育のためのネットワークの整備や子どもサポート事業により家庭や地域の教育力を高めてまいります。

 三つ目の重点は、「生涯学習推進体制の確立」でございます。
 市民の皆様の多様な学習要求に応えるため、平成二十七年春のオープンを予定しております「ウェスタ川越」内の文化芸術振興・市民活動拠点施設の中に生涯学習を支援していく中心施設の整備を進めてまいります。
 四つ目の重点は、「身近な学習施設としての公民館の整備・充実」でございます。
 仮称霞ケ関西公民館及び仮称西公民館につきましては、建設に向けた検討を進めるとともに霞ケ関北公民館につきましても移転に向けた検討を進めてまいります。
 また、大東公民館及び南公民館につきましては、移転に向け準備を進めてまいります。
 市民センターの設置に伴う公民館の運営体制については、公民館運営審議会からの提言を踏まえ、事務の効率化を図るとともに、既存施設の整備・充実を進めてまいります。
 五つ目の重点は、「図書館サービス網の整備・充実」でございます。
 図書館資料の充実を図るため、雑誌スポンサー制度の一層の拡充に努めてまいります。
 六つ目の重点は、「博物館の整備・充実」でございます。
 博物館では、常設展示の見直しを検討するとともに、美術館との共催展を開催するなどして特別展示等の充実を図り、入館者の増加に努めます。
 また、魅力ある講座・教室の実施など教育普及事業の充実や学校教育との連携による博物館の活用を推進してまいります。
 建築から約百二十年が経過しております蔵造り資料館につきましては、耐震補強に向けた耐震診断を実施いたします。

 次に、方向性三の「歴史文化の継承と新しい市民文化の創造」について申し上げます。

 一つ目の重点は、「文化財・伝統芸能等の保存及び活用」でございます。
 貴重な市指定有形文化財であります「時の鐘」につきましては、平成二十五年度に実施しました耐震診断の結果を受け、耐震補強を行うための取組を進めてまいります。
 全国的に数少ない上円下方墳の市指定史跡山王塚古墳は、文化財的な価値を明らかにするために調査を実施いたします。
 また、国指定史跡河越館跡など、市内に所在する文化財を保存、活用してまいります。
 二つ目の重点は、「川越らしい文化芸術の振興」でございます。
 市内の二つの大学と連携して二音大クラシックコンサートを開催するなど、さまざまな団体や市民の皆様と協働しながら各種文化芸術事業を実施いたします。
 また、「ウェスタ川越」内の文化芸術振興・市民活動拠点施設内に整備を進めているホールにつきましては、市民の皆様に優れた芸術鑑賞の機会を提供できるよう準備を進めてまいります。
 美術館では、博物館との共催展として、五代将軍、徳川綱吉の側近であり、川越藩主としても活躍した柳沢吉保の没後三百年を記念した特別展を開催いたします。

 次に、方向性四の「多文化共生と国際交流・協力の推進」について申し上げます。

 重点は、「国際感覚に優れた市民の育成」でございます。
 国際化の担い手となる市民の育成に引き続き努めるとともに、オリンピックの開催を契機に市民団体等と一層、連携・協力しながら、地域の国際化を進めてまいります。

 次に、方向性五の「生涯スポーツの推進」について申し上げます。

 一つ目の重点は、「スポーツ活動の推進」でございます。
 市民の皆様が身近な地域でスポーツ活動に取り組むことができるよう、総合型地域スポーツクラブの設置について支援してまいります。
 また、市民の皆様がスポーツに親しむ機会を確保できるよう、生涯スポーツフェスティバルや小江戸川越マラソン大会など、魅力あるスポーツ教室・大会等を実施してまいります。
 二つ目の重点は、「スポーツ環境基盤整備」でございます。
 市民の皆様のニーズに対応したスポーツ指導者を育成するため、各スポーツ団体等を支援してまいります。
 また、既存施設の整備・改善に取り組み、スポーツ活動の場を確保してまいります。

 以上が、平成二十六年度教育行政方針でございます。
 施策の推進にあたり、議員各位並びに市民の皆様の御支援と御協力を賜りますようお願い申し上げます。

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