第1回キテミル川越ショートフィルム大賞「授賞式とノミネート作品上映」を開催しました
最終更新日:2018年9月30日
川越市では、市内の魅力ある地域資源を発掘し、映像による発信を行うことを目的として、市内で撮影をおこなった映像作品を対象としたコンテスト「キテミル川越ショートフィルム大賞」を、米アカデミー賞公認・アジア最大級の国際短編映画祭「ショートショートフィルムフェスティバル & アジア」(以下、SSFF & ASIA)を主催するショートショート実行委員会の協力のもと開催しています。
この度、応募作品の中から選ばれたノミネート作品の上映と、大賞作品を発表する「授賞式とノミネート作品上映」が、平成29年6月4日午後1時30分から、表参道ヒルズ スペース オー(東京都渋谷区)にて、「SSFF & ASIA2017」(外部サイト)プログラムの一つとして行われました。ゲストとして、市村正親さん(俳優)と別所哲也さん(SSFF & ASIA代表)が参加してくださいました。定員300名の会場は、ほぼ満席となりました。
ゲストのお二人と川合善明川越市長は、川越唐桟(かわごえとうざん)の着物を着て登場。司会の方から「川越きものの日」の案内もあり、PRに一役かっていただきました。
井上博貴監督「宝池に寄り道を」が大賞に決定
川合善明川越市長のあいさつの後、ノミネート作品4作品(井上 博貴監督「宝池に寄り道を」、小崎 基広監督「的場たぬき山公園」、中條 夏実監督「ゆるい恋」、生見 司織監督「いもガール」)が続けて上映されました。その後、大賞の発表があり、井上監督の「宝池に寄り道を」が大賞に決定しました。また、その他の3作品には奨励賞が授与されました。
井上監督コメント「本日は、このようなすてきな場所で、多くの方に作品を見ていただけてうれしいです。川越での撮影では地元の皆さんに多くのご協力をいただくことができました。これを機にまた別の作品でも川越で撮影をしたいと思いました。ありがとうございました。」
市村正親さんコメント「おめでとうございます。自分が川越出身なので、どの作品を見ても本当に涙ちょちょぎれるショートフィルムでした。「宝池に寄り道を」では、時の鐘の周辺など、僕が遊んだ「まち」がいっぱい出てきている。ショートフィルムの中に、一番人生が詰まっているのが「宝池に寄り道を」のような気がしました。これからも、川越を題材に使ってすばらしいショートフィルムを作って、僕たちを楽しませてください。」
別所哲也さんコメント「今回、川越の魅力を伝えるそれぞれの作品を見て、観光映像としてはもとより、ショートフィルム、物語として審査しました。川越は、私も仕事で訪れたり、個人的にも伺っておいしいものを食べたりと、すばらしい場所です。最近では海外からのお客様も増え、着物を着て川越のまちを楽しんでいます。ぜひ皆さんも川越に行ってもらえればと思います。井上監督、おめでとうございます。」
第1回キテミル川越ショートフィルム大賞 受賞作品一覧
大賞:宝池に寄り道を(井上 博貴/16分56秒/日本/ドラマ/2017)
あらすじ
川田は、彼女の姉・エツ子に密かに想いを寄せていた。
そんなエツ子も妹の彼氏である川田が気になる存在になっていた。
2人の想いが実ることはなかったが、それぞれの心の片隅に残ったままであった…。
川越・熊野神社にある銭洗い弁天での想い出のエピソードを中心に、過去から現在を描くラブストーリー。
井上監督
監督:井上博貴
『網走番外地』シリーズなどの監督・故石井輝男に師事した。
2009年劇場公開作品『パニック4ROOMS』を監督。
2010年長編映画『どんぐり兄弟の梅干』や、その他の短編作品が 国内外の映画祭に招待される。
「夕暮れの催眠教室」がSSFF & ASIA2016 ジャパン部門ノミネート。
奨励賞:的場たぬき山公園(小崎 基広/16分00秒/日本/ドラマ/2017)
あらすじ
二人の若者は的場たぬき山公園で奇跡を起こすたぬき像を見つける。
小崎監督、出演者、スタッフの皆さま
監督:小崎基広
1991年、広島出身
奨励賞:ゆるい恋(中條 夏実/13分40秒/日本/ドラマ、コメディ/2017)
あらすじ
川越市のゆるキャラ「福っくらちゃん」のナカノヒトに一目惚れした太一。福っくらちゃんのナカノヒトに再び会う為、川越を訪れるが―
中條監督、出演者、スタッフの皆さま
監督:中條夏実
映像集団「シネマ健康会」所属。主に制作と衣装を担当し、その立ち振る舞いから付いた異名は鬼軍曹。今作で監督デビュー。
奨励賞:いもガール(生見 司織/24分22秒/日本/コメディ/2017)
あらすじ
笑えない元アイドル、早乙女桜。かつては塩対応としてもてはやされたが、今は事務所のお荷物と化していた。そんな彼女が、ひょんなことから川越の「ミス・サツマイモ」に選ばれることに……。川越市役所職員との交流の中で、彼女が笑顔を取り戻していく物語。
生見監督
監督:生見司織
福岡県出身。大学卒業後、地元福岡で就職。社会人をしながら役者として舞台を中心に活動する。2004年より拠点を東京に移し、演劇活動を続ける。役者業の他に、舞台やカフェ公演のプロデュースを行い、脚本・演出を手掛ける。2013年より映像制作チームfilm_puzzleに所属し、映像制作に携わる。2014年に監督デビューを果たす。
審査員について
- 市村正親さん(俳優)
- 別所哲也さん(SSFF & ASIA代表)
- 渋谷哲也さん(東京国際大学国際関係学部教授)
川越市内での上映会と第2回作品募集について
今回の大賞受賞作品と、ノミネート作品の全4作品の上映会を、8月27日(日曜)に川越スカラ座(川越市元町1丁目)で行います。入場無料です。詳しくはホームページなどでお知らせいたします。お楽しみに。
また、8月1日(木曜)から、「第2回キテミル川越ショートフィルム大賞」の作品募集を開始する予定です。こちらも詳しくはホームページなどでお知らせいたします。たくさんのご応募をお待ちしています。
お問い合わせ
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