会議資料1 平成29年度 次期川越市障害者支援計画〈原案〉に対する意見一覧(第4回川越市障害者施策審議会意見)  番号 ご意見 御意見への対応の順に記載しています。  1 大畠委員:施策№81、多様な就労の場の確保について。1点目、しごと部会でも課題だが、生活介護の場が不足している。一定の作業を行う場として生活介護でも作業を行っているので、生活介護も(指標に)入れられないか。  御意見を踏まえ、施策81(新82)「多様な就労の場の確保」の指標に、「生活介護事業所」を追加しました。  2 大平委員:(川越市の歩道の整備は)歴史的に寺町であり整備しがたい。車社会になってより整備が難しくなった。見解についてお聞かせ願いたい。事務局:計画に入れられるか担当課と検討したい。大平委員:20~30年での計画が重要。その年だけでいくつかできたからOKというのではない。哲学をもって。今後オリンピック・パラリンピックで世界から人も来る。  御意見を踏まえ、市街地における歩道整備の長期的な計画の必要性と理解し、都市計画を担当する都市計画課と協議し、中長期的な都市計画である「川越市都市計画マスタープラン」との連携を強化するため、第4章の「基本目標6 住みよい福祉のまちづくり」の本文1段目の次に、「そのために、川越市都市計画マスタープランと連携し、障害のある人や高齢者等が快適で安心して日常生活を営めるよう、歩道のバリアフリー化や歩行者と車両の分離等、ユニバーサルデザインの理念を持ったまちづくりを進めます。」を追加しました。 川越市都市計画マスタープランで掲げている道路・交通体系の整備方針の1つ「安全で人にやさしい道路づくり」等を踏まえ、連携強化を推進して参りたいと考えています。  3 大畠委員:(障害者の)雇用率は(施策の)文中にも出てこない。平成33年にはまた法定雇用率が上がるのに、なぜ出てこないのか。国自体が2.2%、2.3%という数字を出しているので、それについてどこで触れるのか。ハローワークで情報公開すれば出るという川越の雇用率についても記載して欲しい。会長:市としてどこを目指すのかということについて、主要課題として数字を記載することはできるか。事務局:国の雇用率について数値を入れて記載するよう検討する。  御意見を踏まえ、川越市での障害者雇用の状況を把握するため、79ページの基本目標4「雇用・就労の促進」に、川越市に係る障害者雇用率及び国の定めている法定雇用率について記載いたしました。  4 大畠委員:就労支援センターと情報交換すると思うが、懇話会、もう一歩発展させる気はないか。雇用に関する情報交換の中で、懇話会を発展して障害者雇用対策会議として行ってはどうか。事務局:検討していく。雇用施策について強化、また就労支援センターについて課題が多い。懇話会の中で機能強化、さらに地域の中核として検討したい。会長:施策№77について、体制を整えていくということで、検討してください。  御意見を踏まえ、施策「川越市障害者就労支援センターの充実」の施策説明を、次の通り変更しました。 変更箇所:(前段略)また、センターの機能をより充実させるため、川越市障害者就労支援センター事業懇話会の議論等を踏まえ、体制を整えていきます。  5 大平委員:次期計画に障害者の余暇活動の章を入れてほしい。無理なら現状の入れものである公民館や図書館でどうするのかというのを入れてほしい。豊かな暮らしに繋がる余暇活動として施策を出してもらえれば。  御意見を踏まえ、基本目標5「社会参加の拡充」の主要課題1を「文化活動・余暇活動の充実」とし、次の施策を追加することで、余暇活動についての充実を図ってまいります。  施策名:障害者の余暇活動支援の検討  施策内容:障害者の余暇活動支援の充実について、課題及び先進事例等の情報を収集し、充実に向けて検討を行います。  担当課:障害者福祉課 指標:検討の実施  6 速水委員:施策№172の専任手話通訳者の充実で、職員の現状値が2人となっている。手話通訳の資格を有する職員は、通訳以外にも手話言語条例に取り組んだり、ケースワーカー的な業務があったりして、2人はとても少ない。2名に減ったという経緯は。事務局:専業の職員として必要という認識はある。一定程度非常勤の職員でまかなっていく手法も考えている。大平委員:前々からの3人というのが2人になった。(目標値については)常勤が2人であっても、非常勤を含めて3人とすべきと思う。速水委員の希望を生かすような形で、次回、答えをいただければと思う。  御意見を踏まえ、手話通訳を専任とする非常勤職員での対応も含め、増員を検討して参ります。そのため、第4章の施策172(新176)「専任手話通訳者の充実」の指標「手話通訳の資格を有する職員の数」の目標値3人に合わせ、第5章の「2 地域生活支援事業の各年度における見込量」の手話通訳者設置事業の見込量につきましても、平成31年度から「3箇所(3人)」と変更しました。  7 大畠委員:どうして障害者医療として書けないか。例えば救急車を呼んだけど付き添いを求められる、個室に移らされるといった課題がある。方法論としてどうして障害者医療の充実とできないか。事務局:施策名はより具体的にいたしました。医師会について関本副会長からも情報収集が必要という意見がありました。会長:計画の中で(障害者医療の充実を)うたっておかないと矮小化してしまい、抜け落ちてしまう。その点はどうか。事務局:名称について、矮小化しているという意見がありましたので、検討いたします。 会長:大畠委員から何か具体的な意見があればどうぞ。大畠委員:中区分がないので矮小化する。この審議会の中で中区分として、事務局に検討いただけないか。会長:保健医療推進課との協議の上で、今の意見について次に示してほしい。  御意見を踏まえ、障害者医療につきましては、一つの施策では対応が困難な課題となるため、中区分として、基本目標2の主要課題2を「障害者医療の充実」と明確化し、障害者医療に係る各施策を推進することで充実を図ってまいります。また、重点施策3「地域生活環境の整備」に、施策「障害者医療に関する情報収集・情報提供」を追加し、障害者医療の充実を進めてまいります。  8 岸澤委員:所沢市では精神科アウトリーチを24時間体制で行っている。知識のない親にとって対応の仕方を学ばないと、良い対応ができないと状態が悪化する。私たちも日々学んでいるが、発症間もない人に対するフォローを。また、ピアスタッフとして働けるようにしてほしい。会長:精神障害のアウトリーチの手法が取り入れられるか、指摘にあったようなことができるか。  本市では現在、保健所における精神保健福祉相談の中で、精神保健福祉士・保健師が家庭訪問をして生活上の問題を解決するための方向性をアドバイスする訪問指導を実施しております。平成28年度は、延1,120人に対して実施しているところです。御意見のありました精神障害のアウトリーチの手法とは、所沢市のように24時間体制(休日・夜間を含む)、多職種による実施といった、「精神障害者地域生活支援広域等調整事業」の中の「アウトリーチ事業」と思料いたします。現状では、休日・夜間の訪問指導を拡充することは、難しいところでございますが、今後の課題として検討してまいります。 また、ピアスタッフにつきましては、非常に重要な働きをしていただけるものと認識しております。今後、ピアスタッフのあり方や養成について研究してまいります。