川越市

寺尾貝塚(第2次調査)

更新日:2020年8月6日

所在地

川越市大字寺尾81の一部

調査期間

平成16年1月14日から2月20日

調査面積

366平行メートル

調査原因

集合住宅建設

調査の概要

寺尾貝塚は川越市の南東、新河岸川右岸の台地上に位置する。発掘調査事例は少ないが、縄文時代前期の土器片や淡水産の貝類が採集され縄文時代前期の貝塚とされ、また古代の瓦が採集されていることから古代寺院の存在が推定されていた。
今回は、遺跡範囲の北東部端が調査され、主に平安時代前期の建物跡が見つかった。特に出土遺物や遺構から、古代寺院の存在の可能性が一段と高まった。

  • 5号竪穴住居跡(9世紀)
    カマドの補強材として古代瓦片が出土。住居跡覆土からは緑釉陶器片も出土。
  • 掘立柱建物跡(9世紀)
    柱間2間×3間の北庇をもつ。北東角の庇の柱穴から須恵器の墨書土器出土。建物建築時の祭祀的な行為と考えられる。


遺跡平面図


5号住居跡カマド

お問い合わせ

文化財保護課 史跡担当
〒350-8601 川越市元町1丁目3番地1
電話番号:049-224-6097(直通)
ファクス:049-224-5086
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