川越市

市指定有形文化財 木造大日如来坐像

更新日:2023年11月9日

市指定有形文化財 木造大日如来坐像の写真

名称 木造大日如来坐像
よみ もくぞうだいにちにょらいざぞう
種別 市指定有形文化財 彫刻
員数 1躯
所在地 仙波町4-10-10
指定年月日 平成4年4月16日
所有者 天然寺
備考

 天然寺(てんねんじ)の本尊として伝来した像で、木造、彫眼、漆箔(しっぱく)(剥落)、宝髻(ほうけい)を結い、天冠台を付け条帛(じょうはく)・裳(も)をまとい、胸前で金剛界の智拳印を結び、左足前に結跏趺坐(けっかふざ)する。
 宝髻の大半部、耳朶(じだ)の環状部、膝前部及び腰脇材等が後補のものに変わり、面部も大幅に削り直しを受けている。頭部内刳(うちぐり)部に建武2年(1335)の修理銘、体部背板に永禄13年(1570)の修理銘があり、現在見られる大きな補修は永禄時のものと考えられる。
 像高は159.8センチメートルと半丈六を越える大きさを持つ像で、その古風な様式・形制から11から12世紀頃の造立と考えられる。市内に現存する平安仏としては、最も古い作例のひとつである。

お問い合わせ

教育委員会 教育総務部 文化財保護課 管理担当
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電話番号:049-224-6097(直通)
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