川越市

市指定有形文化財 円空仏

更新日:2023年11月9日

市指定有形文化財 円空仏の写真

名称 円空仏
よみ えんくうぶつ
種別 市指定有形文化財 彫刻
員数 1躯
所在地 元町2-11-1
指定年月日 昭和47年2月8日
所有者 養寿院
備考

 尊名は不詳ながら、岩座上の蓮台に坐す木彫の如来型坐像で、像高43センチメートル、円空独特の“鉈(なた)ばつり”と称される素朴で単純明快な造型性がよく表れている作品である。
 円空(1632から1695)は美濃国竹ヶ鼻(現岐阜県羽島市)生まれ。生涯に十二万体の造像を祈願して諸国を遍歴した遊行僧で、元禄8年(1695)8月15日、行年64歳で故国武儀(むぎ)郡池尻の弥勒寺(みろくじ)で入寂(にゅうじゃく)している。
 県内には複数回足を運んだ形跡があり、県東南部を中心に現在170体ほどの作品の所在が確認されて いる。本像はその作風からみて、それらの中でも比較的早い頃に位置するものと思われる。なお、本像の養寿院への伝来については明らかでない。

お問い合わせ

教育委員会 教育総務部 文化財保護課 管理担当
〒350-8601 川越市元町1丁目3番地1
電話番号:049-224-6097(直通)
ファクス:049-224-5086
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