更新日:2023年11月9日
名称 |
元禄の銅鐘 |
よみ |
げんろくのどうしょう |
種別 |
市指定有形文化財 工芸品 |
員数 |
1口 |
所在地 |
連雀町7-1 |
指定年月日 |
昭和33年3月6日 |
所有者 |
蓮馨寺 |
備考 |
蓮馨寺は浄土宗関東十八檀林のひとつで、大道寺駿河守政繁の母蓮馨尼の開基、感誉上人を開山として室町末期に建てられた寺である。 明治26年(1893)川越大火の焼失を免れた鐘楼には、川越第一と言われる長さ5尺有余寸もある大鐘が懸っている。総高175.7センチメートル、口径91.2センチメートル、江戸期の梵鐘としては誇張を抑えた端正雄偉な鐘形を見せるものの、輪宝形の枠で括った複辨8葉の撞座、5列5段にさらに縦帯に2個を配した乳の構成等特異な意匠も目につく。池の間全区にわたって長文の銘が陰刻されており、それによると、旧鐘が破裂し梵音を響かせられなくなったので、諸方の丹志を募って元禄8年(1695)5月18日にこの鐘を鋳たとある。 時の住職は同寺15世揚蓮社稱譽辨意鼎寂、奉行は井上源清、山東小市郎藤義、鋳工木村将監と記されている。鋳工の木村将監は、紀州出身の江戸の鋳物師として知られ、武蔵一円に仕事を遺している。 |
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