川越市

市指定有形文化財 刀 銘(表)於東武英義作花押(裏)文久三癸亥年二月日 

更新日:2023年11月10日

刀 銘(表)於東武英義作花押(裏)文久三癸亥年二月日

名称 刀 銘(表)於東武英義作花押(裏)文久三癸亥年二月日
よみ かたな
種別 市指定有形文化財・工芸品
員数 1口
所在地 郭町2-30-1 博物館
指定年月日 昭和45年5月22日
所有者 個人
文化財の概要

 川越刀匠中、もっとも著名な英義(てるよし)の作品。年紀により文久3年(1863)英義41歳のおりの作であることが知られる。長さ67センチメートル、反り0.8センチメートル、鎬(しのぎ)造、身幅広く大鋒(おおきっさき)で、新々刀特有の豪壮な造り込みを見せる。
 地鉄は杢目(もくめ)で潤いがあり、帽子は小丸に返り、刃文は直刃を焼き、地沸(じにえ)につき、足入り盛んで明るく冴え、力作の一つに挙げられる。付属する道中用の拵(こしらえ)もきわめて保存がよい。
 英義(1823から1876)は幼名繁太郎、はじめ父英一(てるかず)に業を学び治廣と号したが、のち江戸に出て細川正義に師事し、藤枝太郎英義と改名。帰藩後藩工として活躍し、会心の作に限って藩主の定紋二つ巴を鐫きることを許された。明治9年(1876)5月24日没。行年54歳。

お問い合わせ

教育委員会 教育総務部 文化財保護課 管理担当
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