川越市

市指定有形文化財 寿町白山神社本殿

更新日:2023年11月1日

名称 寿町白山神社本殿
よみ

ことぶきちょうはくさんじんじゃほんでん

種別 市指定有形文化財 建造物
員数 1棟
所在地 寿町1-2303
指定年月日

平成19年8月10日

所有者 寿町白山神社
文化財の概要

 社伝によれば、当社は、武田信玄の家臣 山口長左衛門が祀った神社で、 古くは喜多院の境内にあったが、東照宮の造営に伴い現在地へ移ったとい う。
 本殿は、覆屋(おおいや)内板床の上に据えられ、正面に軒唐破風(のきからはふ)を付けた柿(こけら)葺屋根の一間社流造である。建築年代については、覆屋内の基壇に「天保十己亥歳 十一月吉日 當社再建」という刻銘もあり、本殿も天保10年(1839)頃の造営と一応考えられるが、一方で嘉永4年(1851)再建を記す棟札があったとの伝えもあり、明らかではない。
 本殿の装飾は、他の本殿建築と同じように、巧妙な江戸彫り彫刻で満たされ、柱や長押(なげし)に地紋彫が施され、頭貫(かしらぬき)側面や斗きょう間には花木鳥の彫刻で飾られている。とりわけ身舎(もや)の東西側面に嵌められた彫刻板には、ほほえましい表情の人物が立体的に描かれ、彫物師の心技を強く感じさせてくれる。 

お問い合わせ

教育委員会 教育総務部 文化財保護課 管理担当
〒350-8601 川越市元町1丁目3番地1
電話番号:049-224-6097(直通)
ファクス:049-224-5086
E-Mail:このページの作成担当にメールを送る

市のトップへ戻る