川越市

市指定有形文化財 的場八幡神社本殿

更新日:2023年10月27日

名称 的場八幡神社本殿
よみ まとばはちまんじんじゃほんでん
種別 市指定有形文化財 建造物
員数 1棟
所在地 的場529
指定年月日

平成17年7月22日

所有者 的場八幡神社
文化財の概要

 本殿は、覆屋(おおいや)内の石造基壇上にたつ小型の一間社流造で、屋根は木瓦葺とし、千鳥破風と軒唐破風(のきからはふ)が正面に付いている。身舎(もや)の架構はかなり複雑であるが、精巧に施された組物と贅沢に埋めつくされた彫刻が組み合わさり、見所が多い。とくに身舎側壁と正面の扉・脇壁に嵌め込まれた彫刻は、左側面に神功皇后と赤ん坊(応神天皇)を抱く武内宿禰、右側面に司馬温公の甕割など、壁面から浮き出た肉厚なもので、建築の枠を超えた作品といえる。また、身舎の四周をめぐる縁の下にまで花鳥と波頭の彫物が施され、正面に立つ庇の柱は、大型の昇竜・降竜の彫物が絡みついてほとんど見えないほどである。
 建築年代を直接示す史料はないが、基壇に嘉永5年(1852)8月吉日の刻銘があり、本殿も同時期のものと考えられる。 

お問い合わせ

教育委員会 教育総務部 文化財保護課 管理担当
〒350-8601 川越市元町1丁目3番地1
電話番号:049-224-6097(直通)
ファクス:049-224-5086
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