川越市

市指定有形文化財 徴発物件書類家屋取調書

更新日:2023年12月18日

徴発物件1

徴発物件2

名称

徴発物件書類家屋取調書

よみ ちょうはつぶっけんしょるいかおくとりしらべしょ
種別 市指定有形文化財 歴史資料
員数 1冊
所在地 郭町2-30-1(川越市立博物館)
指定年月日

昭和63年1月29日

所有者 川越市
文化財の概要

 徴発物件資料は、明治15年(1882)8月12日に太政官布告第43号として公布された「徴発令」および同年12月18日に「徴発事務条例」として布達された施行規則にもとづくものである。
 明治政府はこの条例に則り、戦時または事変、時によっては平時の演習に際して必要とする人材、物資、輸送手段、諸施設などを対象とした徴発物件表を県、郡を経て各戸長役場に提出するよう指示した。川越で発見された本資料は、この徴発物件表に向けて調査されたものである。
 資料の体裁は縦32.5センチメートル、横25.0センチメートルの和紙337枚からなり、表紙に「徴発物件書類家屋取調書 川越町聯合戸長役場」、次の頁に「字高澤町 建家図 明治十六年二月調」と記載され、町ごとに内表紙が付されて麻ひもで綴じられている。内容としては、1頁に平均4軒の住宅プランが1/100の縮尺で墨書きされ、住宅ごとに居住世帯の世帯主名が明記されている。掲載されている家屋は、16ヶ町1238戸に及ぶもので、明治26年の大火以前の町家プランが多数含まれ、近代初期川越における都市住居の実態を調べる上で貴重な資料である。 

お問い合わせ

教育委員会 教育総務部 文化財保護課 管理担当
〒350-8601 川越市元町1丁目3番地1
電話番号:049-224-6097(直通)
ファクス:049-224-5086
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