川越市

市指定有形民俗文化財 朝鮮通信使行列図大絵馬

更新日:2023年11月30日

朝鮮通信使行列図大絵馬

名称

朝鮮通信使行列図大絵馬

よみ ちょうせんつうしんしぎょうれつずおおえま
種別 市指定民俗文化財 有形民俗文化財
員数 1面
所在地

郭町2-30-1 川越市立博物館

指定年月日

平成4年4月16日

所有者 氷川神社
文化財の概要

 宮下町二丁目の川越氷川神社に享保元年(1716)に奉納されたもの。朝鮮通信使とは、徳川将軍の代替わりなどの際に祝賀のため朝鮮国王が日本に派遣した外交使節団である。江戸時代を通じて計12回に及び、その都度300人を超える使節が、きらびやかな衣装で下関-大坂-京都-江戸というルートを行列して注目された。
 画面いっぱいに100人を超す人物が行列する様子が描かれ、その中には一行を迎える武士の姿もある。この絵馬が奉納される直前の通信使は、6代将軍徳川家宣への祝賀のため正徳元年(1711)に来ている。ただ通信使が川越に来たことはないため、なぜ氷川神社に奉納されたのかは明らかでない。
 裏面に墨書で「于時享保元丙申歳十一月十五日」とある。また周囲の縁木には「奉再興 御宝前 明和七庚寅九月吉祥日」と刻まれており、奉納から50年余りを経た明和7年(1770)に修理がなされたことがわかる。なお、同様の大絵馬が県内では羽生市と加須市にも残されている。

お問い合わせ

教育委員会 教育総務部 文化財保護課 管理担当
〒350-8601 川越市元町1丁目3番地1
電話番号:049-224-6097(直通)
ファクス:049-224-5086
E-Mail:このページの作成担当にメールを送る

市のトップへ戻る