川越市

市指定有形民俗文化財 馬図大絵馬

更新日:2023年11月30日

馬図大絵馬

名称

馬図大絵馬

よみ うまずおおえま
種別 市指定民俗文化財 有形民俗文化財
員数 1面
所在地

郭町2-30-1 川越市立博物館

指定年月日

平成4年4月16日

所有者 古尾谷八幡神社
文化財の概要

 古谷本郷の古尾谷八幡神社に貞享4年(1687)に奉納されたもの。金箔押しの地に3頭の駿馬が墨描きされている。絵は薄れ、金箔の重なりが格子状に浮き出ている。縦横約10センチメートルの金箔が画面全体で50枚余り使われ、奉納当時は極めて華美であったことがわかる。
 墨書の銘文は「奉懸 御神前 諸願成就之所也 貞享四丁卯年十二月吉日 金子甚(カ)右衛門巡賢」とある。金子巡賢という名の武士が古尾谷八幡神社に何事かの願立てをし、それが叶ったお礼に奉納したものと思われる。   
 貞享4年という奉納年代は、寛永14年(1637)の鷹絵額(東照宮)、寛永17年の三十六歌仙額(喜多院)を除けば市内最古であり、17世紀まで遡る大絵馬は市内にこの1面しかない。しかも300年以上経ったものとしては保存状態も良い。 

お問い合わせ

教育委員会 教育総務部 文化財保護課 管理担当
〒350-8601 川越市元町1丁目3番地1
電話番号:049-224-6097(直通)
ファクス:049-224-5086
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