川越市

市指定有形文化財 上戸日枝神社本殿

更新日:2023年11月1日

名称 上戸日枝神社本殿
よみ

うわどひえじんじゃほんでん

種別 市指定有形文化財 建造物
員数 1棟
所在地 上戸316-1
指定年月日

平成21年1月28日

所有者 上戸日枝神社
文化財の概要

 もとは新日吉(いまひえ)山王権現と称し、河越氏が平安時代末に京都から新日吉社を勧請したのが始まりとされ、明治元年(1868)に社名を日枝神社に改めた。
 本殿は、柿(こけら)葺屋根の大型一間社流造で、かつては妻飾り、組物、蟇股、頭貫(かしらぬき)、内法長押(うちのりなげし)、海老虹梁など極彩色が施されていた。彫刻装飾についても板壁に菊花紋、菊水紋が描かれていたが、現状では痕跡が残るのみである。妻飾りの蟇股は背が低く肩が盛り上がった輪郭の中に、近世前期の流れをくむ丸彫り彫刻が施され、虹梁や木鼻などの絵様は彫りが浅く、細い線で描かれるなど、古式の技法が用いられている。
 建築年代についての明確な史料はないが、装飾が控え目な近世前期の特徴を顕著にあらわしていることから、17世紀中期ころの建築と推測される。 

お問い合わせ

教育委員会 教育総務部 文化財保護課 管理担当
〒350-8601 川越市元町1丁目3番地1
電話番号:049-224-6097(直通)
ファクス:049-224-5086
E-Mail:このページの作成担当にメールを送る

市のトップへ戻る