川越市

市指定有形文化財 脇指 銘(表)武州河越住則重作(裏)なし

更新日:2023年11月10日

脇指 銘(表)武州河越住則重作(裏)なし

名称 脇指 銘(表)武州河越住則重作(裏)なし
よみ わきざし
種別 市指定有形文化財・工芸品
員数 1口
所在地 個人所有
指定年月日 昭和45年5月22日
所有者 個人
文化財の概要

 長さ52.6センチメートル、反り1.4センチメートル、鎬(しのぎ)造、身幅広めで重ね簿く、切先短く鎬筋が高い。板目に交じる柾(まさ)肌がめだち、刃文は丁字(ちょうじ)刃を焼き、匂口(においぐち)深く砂流(すなが)ししきりとかかる。茎(なかご)は「たなご腹」と称する独特なもので、相州と交流があったことをうかがわせている。
 則重(のりしげ)は川越刀匠中の初期を飾る刀鍛冶で、寛永年中(1624から1644)川越に住んだと伝える以外、その詳しい経歴を明らかにしない。現存作品のきわめて少ない彼の遺作として、本脇差は貴重な存在といえよう。道中拵(こしらえ)付き。

お問い合わせ

教育委員会 教育総務部 文化財保護課 管理担当
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