川越市

市指定有形文化財 木造薬師如来坐像

更新日:2023年11月9日

市指定有形文化財 木造薬師如来坐像の写真

名称 木造薬師如来坐像
よみ もくぞうやくしにょらいざぞう
種別 市指定有形文化財 彫刻
員数 1躯
所在地 小中居949
指定年月日 昭和55年2月13日
所有者 小中居自治会
備考

 本像は、古谷地区小中居の薬師堂の本尊で、像高は106.6センチメートル、檜材寄木造、彫眼、肉身部漆箔(しっぱく)、法衣(ほうえ)部黒漆からなり、頭体の主要部をほぼ一材で木取りし、膝前、左側面など他の部材を寄せる古風な構造を見せる。
 頭部やや大きく、猪首(いくび)、体躯は撫肩で猫背気味、幅広くたっぷりとした膝前を持つ。大らかで落ち着きのある像容は、目鼻だち大ぶりで平明な面相と共に、本像が12世紀頃、定朝(じょうちょう)様の影響下に製作されたものであることを物語っている。
 古谷本郷薬師堂の県指定木造薬師如来坐像とともに、古谷地区を代表する古仏の一つとして貴重な存在である。なお、本像の左右を護る十二神将像は、室町時代の製作と考えられる。

お問い合わせ

教育委員会 教育総務部 文化財保護課 管理担当
〒350-8601 川越市元町1丁目3番地1
電話番号:049-224-6097(直通)
ファクス:049-224-5086
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