更新日:2015年1月3日
市は、平成21年5月に高階土地区画整理事業区域の土地をお持ちの皆様を対象とした説明会で提案した土地区画整理事業に代わる‘より実現可能な整備手法’の具体案を示す「高階まちづくり方針」を作成しました。
この方針は、さまざまな整備手法と「地区計画」制度を活用して、高階土地区画整理事業区域72.5ヘクタールのまちづくり課題の解消の基盤となるものです。
今後、区域の地権者の皆様と施設整備スケジュールに合わせた地区ブロック別の話し合いを行い、この方針に基づいた「地区計画」を策定します。新規に整備する道路や公園などの公共施設の位置や規模を決めると共に各戸の建築物等のルールを決めることで、区域内の生活利便性や防災性の向上を図るものです。
最終的に事業区域全ての地区ブロックにおいて、皆様と合意した「地区計画」の内容に各まちづくり課題の整備手法や整備スケジュールを定めた「高階まちづくりプラン」を作成します。
これから作成する「高階まちづくりプラン」に基づいて、事業区域内のまちづくり課題を解消することで新河岸駅を中心とした事業区域内の安全安心のまちづくりと土地をお持ちの皆様の有効な土地活用の促進を図ります。
事業区域に必要な9項目のまちづくり整備課題
事業区域の核となる新河岸駅の東西駅前通り線など、区域内の防災性や歩行者の交通安全性を考慮した道路として、歩車道の分離された骨格道路を整備します。
今回のまちづくり整備に合わせて、用途地域の変更を行い、将来にわたる都市計画としての適切なまちづくり誘導を行います。
本地区にふさわしい将来へのまちづくり目標を定め、適正な土地利用の規制・誘導を行い、安全で安心できる良好な市街地の形成を図ります。
区域内にある未接道敷地を解消する為の新規道路を整備する必要があります。課題の解消に合わせて、土地利用が図れるようになると共に幅員4.2mの通り抜け道路を整備し、区域内の生活道路として利便性の向上を図ります。
(※消防活動困難区域とは、消防自動車の出入りが出来る幅員6m以上の道路からホースが到達する一定の距離以上離れた区域をいいます)
区域内に整備する駅前通り線や東西道路などの骨格道路を整備しても課題が解消されない区域が残るため、新規道路を整備する必要があります。整備箇所は、未接道敷地対象地と合わせて、幅員6mの通り抜け道路を整備し、区域内の生活道路として防災性の向上や生活利便性の向上を図ります。
生活道路については、幅員4m以上の既存道路を活かしたまちづくりを行うため、交差点には適切な隅切りを設置し、交通安全性の向上を図る必要があります。
区域内には、現時点で全体箇所数の約30%余りの隅切り未整備箇所があります。既存道路の側溝整備にあわせて、個別協議を行い、整備提案をさせていただきます。
幅員4m未満の市道においては、関係地権者とセットバックによる寄附採納について協議し、路線的に幅員が確保されたところからL型側溝等の整備を行い、区域内の生活道路として活用する方法を提案します。
現在、区域内にある広場等の面積が基準より少ないため、皆様の憩いの場となる広場やポケットパークを新たに整備します。
区域内の生活道路となる幅員4m以上の既存道路(市道)について、計画的に測量し、道路査定が完了したところから新規にL型側溝や雨水マス等を整備し、道路雨水排水対策を行います。
都市計画部 新河岸駅周辺地区整備事務所 まちづくり推進担当
〒350-1133 川越市砂77番地1
電話番号:049-244-5588(直通)
ファクス:049-247-6448
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