更新日:2024年11月12日
川越市を含む武蔵野地域には多様な地形があります。古くからこの土地の特性を活かして様々な農作物が生産されてきました。川越市域では、台地上の土地にある農地を指す「ノガタ」で麦やサツマイモを中心とした畑作が、河川の浸食と氾濫により生まれた低湿な土地にある農地を指す「サトカタ」で稲作が行われました。
農業技術の機械化以前には、土地の特性にあわせた農業がみられます。特にノガタが耕作地の多くを占める地域は、江戸時代の新田開発によって生まれた村が多く、現在でも屋敷地と耕作地、平地林が短冊状に並んだ土地利用が行われている地区があります。平地林における落ち葉を利用して堆肥を作り畑作に利用する方法は、2023年に「武蔵野の落ち葉堆肥農法」として世界農業遺産に認定されました。
本展では「武蔵野の落ち葉堆肥農法」が世界農業遺産に認定されたことを記念し、同農法で利用されてきたものも含め、ノガタとサトカタの農業用具の展示を行い、川越や周辺地域における農業やその技術を紹介します。
令和6年(2024)11月2日(土曜日)から12月15日(日曜日)まで
午前9時から午後5時(入場は午後4時30分まで)
毎週月曜日(11月4日は開館)、11月5日(火曜日)、11月22日(金曜日)
一般:200円(160円)
大学生・高校生:100円(80円)
中学生以下:無料
※丸カッコ内は20名以上の団体料金です。
※身体障害者手帳・精神障害者保健福祉手帳・療育手帳をご持参の方(障害者手帳アプリ「ミライロID」でも可)、及びその介護者1名は無料
※川越城本丸御殿、川越市立美術館、川越まつり会館との共通券もあります。
武蔵野における農業を扱ったドキュメンタリー映画「武蔵野」の上映会を行います。
映画「武蔵野」の見どころを凝縮した短縮版を下記の日程でリピート上映しています。
武蔵野におけるノガタの農業のいまについて知ることのできる映像となっております。ぜひご覧ください。
川越市立博物館
〒350-0053 川越市郭町2丁目30番地1
電話番号:049-222-5399(直通)
ファクス:049-222-5396
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