新型コロナワクチンの副反応と予防接種健康被害救済制度

ページID1013893  更新日 2024年12月18日

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ワクチンの有効性

新型コロナワクチンについては、有効性や安全性が確認された上で薬事承認されており、さらに、国内外で実施された研究などにより、新型コロナウイルス感染症にかかった場合の入院や死亡等の重症化等を予防する効果が認められたと報告されています。
2023/24シーズン(令和5年秋冬の接種)において用いられたオミクロン株対応1価ワクチン(XBB.1系統)の効果として、新型コロナウイルス感染症による入院を約40から70パーセント程度予防した等の報告が国内外でなされています。(令和6年7月時点)

国内の報告

60歳以上における入院予防効果が44.7パーセント(オミクロン株対応1価ワクチン(XBB.1系統)を接種していない方との比較)

副反応について

主な副反応として、注射した部分の痛み、疲労、頭痛、筋肉や関節の痛み等がみられることがあります。稀な頻度でアナフィラキシー(急性のアレルギー反応)が発生します。
もし、アナフィラキシーが起きたときには、医療機関ですぐに治療を行うことになります。また、mRNAワクチンでは、頻度としてはごく稀ですが、心筋炎や心膜炎を疑う事例が報告されています。
ワクチン接種後の副反応疑い報告の状況や健康状況に係る調査の結果については、厚生労働省により公表されています。

副反応疑い報告

厚生労働省では新型コロナワクチン接種後に生じた副反応を疑う事例について、安全性の管理・検討を行うため医療機関に報告を求め収集しています。
収集された事例については、厚生労働省の審議会において、結果を公表するなどして情報提供を行っています。
なお、副反応疑い報告では、ワクチンと関係あるか、偶発的なもの・他の原因によるものかわからない事例も多く報告されていますが透明性の向上のためこうした事例も含め厚生労働省は報告のあった事例を公表しています。

埼玉県の副反応疑い報告の状況(令和6年9月30日現在)

総数

予防接種法に基づく医療機関からの副反応疑い報告:2,124件
うち重い症状:344件
うち死亡:56件

年代別
  • 65歳未満:1,752件
    うち重い症状:207件
    うち死亡:10件
  • 65歳以上:364件
    うち重い症状:137件
    うち死亡:46件
  • 不明:8件
    うち重い症状:0件
    うち死亡:0件

埼玉県の総接種回数(令和6年3月30日時点):25,731,875回(うち65歳未満14,040,667回、うち65歳以上10,966,664回、不明724,544回)

川越市の副反応疑い報告の状況(令和6年12月1日現在)

総数

予防接種法に基づく医療機関からの副反応疑い報告:98件
うち重い症状:18件
うち死亡:4件

年代別
  • 65歳未満:86件
    うち重い症状:13件
    うち死亡:1件
  • 65歳以上:12件
    うち重い症状:5件
    うち死亡:3件

川越市の総接種回数(令和6年3月31日時点):1,232,447回(うち65歳未満695,818回、うち65歳以上536,629回)

予防接種健康被害救済制度

予防接種の副反応による健康被害は、極めて稀ですが、不可避的に生ずるものであり、接種に係る過失の有無にかかわらず、予防接種と健康被害との因果関係が認定された方を迅速に救済するものです。
予防接種法に基づく予防接種を受けた方に健康被害が生じた場合、その健康被害が接種を受けたことによるものであると厚生労働大臣が認定したときは、市町村により給付が行われます。申請に必要となる手続き等については、予防接種を受けられた時に住民票を登録していた市町村にご相談ください。

給付の種類

区分 種類
医療機関で医療を受けた場合 医療費及び医療手当
障がいが残ってしまった場合 障害年金(18歳以上)、障害児養育年金(18歳未満)
亡くなられた場合 死亡一時金及び葬祭料

新型コロナウイルス感染症予防接種健康被害救済制度の申請状況等(令和6年12月1日時点)

川越市
区分 審査実績 内訳
医療費および医療費手当

内訳

死亡一時金および葬祭料

内訳

障害年金

内訳

障害児養育年金

進達受理件数

20件

16件

2件

1件

0件

認定件数

14件

13件

1件

0件

0件

否認件数

3件

1件

1件

1件

0件

  • 内訳は述べ件数となっているため(複数区分の申請の方がいるため)、審査実績(実件数)とは相違します。
  • 否認件数には、一部否認を含みます。

新型コロナワクチン接種に関する相談

新型コロナワクチン接種に関する相談等に対応するため、厚生労働省・埼玉県に相談窓口が設置されています。
下記の専用ダイヤルからお問い合わせいただけます。

厚生労働省新型コロナワクチンコールセンター

新型コロナワクチン施策の在り方等に関する問合せへの対応
対応時間:毎日午前9時から午後9時まで〈電話番号:0120-700-624〉

埼玉県救急電話相談

新型コロナワクチン接種後に副反応や有害事象が生じた場合に、家庭での対処方法や医療機関への受診の必要性等に関する相談への対応(接種医・かかりつけ医を受診できない場合)
電話番号:#7119
対応時間:24時間体制
ワクチン接種後、心配な症状がある場合、まずは接種医・かかりつけ医にご相談ください。

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このページに関するお問い合わせ

保健医療部 健康管理課 予防接種担当
〒350-1104 川越市小ケ谷817番地1
電話番号:049-229-4123 ファクス番号:049-225-2817
保健医療部 健康管理課 予防接種担当 へのお問い合わせは専用フォームをご利用ください。