主なハチの生態等について
最終更新日:2015年1月3日
市内で主に見かけるハチについてまとめてみましたので参考にしてください。
オオスズメバチ
形態
体長は女王バチが40から50mm、働きバチが27から38mm、雄バチが27から40mm。頭部はオレンジ色、胸部は黒色、腹部は黄色と黒色の縞模様で、羽は茶色。
活動時期
5月から11月頃
営巣場所
木の根元・空洞などの閉鎖空間に巣を造ります。
特徴
大変攻撃性の強いハチで、他のスズメバチやアシナガバチ、ミツバチの巣を襲います。オオスズメバチの巣を発見した場合(同じところから、頻繁にハチが出入りしてます)には、刺激を与えない(巣に近づかない、攻撃しない)ようにしてください。特に、新女王バチが誕生する9月以降は、特に注意してください。
キイロスズメバチ
形態
体長は女王バチが25から28mm、 働きバチが17から25mm、雄バチが25mm。オレンジ色と黒色で、黄色の毛や斑紋が多い。
活動時期
3月から12月頃
営巣場所
最初は、閉鎖空間に巣を造ります。働きバチの数が増えますと、新たに巣を造るために引っ越しをする習性があります。引っ越し先は、木の枝や崖、樹洞や雨風のかからない軒下、天井裏など様々な場所です。
特徴
スズメバチの中では最小種ですが、巣は日本産スズメバチの中で最大のものを作ります。一番大きな巣で、直径1mを超えることがあります。巣盤数は5から10層、育房数は5,000から10,000房程になります。
コガタスズメバチ
形態
体長は女王バチが25から30mm、働きバチが22から28mm。見た目はオオスズメバチと似ているが、体長が小さめです。
活動時期
5月中頃から11月頃
営巣場所
樹木の枝や建物の軒下などの開放空間。
特徴
巣は,女王バチが単独で巣作りをしている時期には、一輪挿しの花瓶を逆さにしたような形をしています。働きバチがある程度羽化すると、球体になり出入り口が下から横になります。営巣規模は比較的小さく,最盛期でも巣の大きさはタテ30cm×ヨコ25cm位,巣盤数は2から5層,育房数は1,000房位に過ぎません。
アシナガバチ
形態
日本には3属11種が生息。代表的なものはセグロアシナガバチ、キアシナガバチ(体長20から26mm)、フタモンアシナガバチ(体長14から18mm)、コアシナガバチ(体長11から17mm)。体は黒色、褐色、黄色の縞模様。
活動時期
3月から11月頃
営巣場所
軒下・ベランダ・窓・出窓下・階段下・ひさし・エアコン室外機・ガスメーター・低木・草むらなど
特徴
性質はスズメバチに比べればおとなしく、巣を強く刺激しなければまず刺したりしません。刺傷は、巣があることに気付かず、巣を刺激して起こるケースと、秋口に洗濯物等に紛れ込んでいるアシナガバチに気づかず起こるケース等があります。
ミツバチ
形態
セイヨウミツバチとニホンミツバチの2種類が生息。体長は女王バチが17mm、働きバチが13mm、雄バチが15mm。
活動時期
3月から11月頃
営巣場所
家屋の隙間や床下、樹木の空洞などの閉鎖空間(ごくまれに、開放空間に巣を造る場合あり)
特徴
ミツバチの巣は、巣板と呼ばれるものが数枚あり、それぞれに無数の六角形の穴があります。おとなしいハチのため、手で触ろうとしたり、巣を直接刺激しなければ刺すことはありません。春先に、新女王バチが誕生すると、旧女王バチが働きバチの半分を引き連れ、新たな営巣場所を探す行為で、分蜂と呼ばれる現象があります。大群のため驚いてしまうかもしれませんが、分蜂群は特におとなしいので、手でつぶそうとしたり、握ったりしない限り刺されることはありません。一時的にとどまっているだけなので、早ければ数時間、長い場合でも3から4日程度でいなくなります。
関連情報
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