寺尾貝塚(第2次調査)
所在地
川越市大字寺尾81の一部
調査期間
平成16年1月14日から2月20日
調査面積
366平行メートル
調査原因
集合住宅建設
調査の概要
寺尾貝塚は川越市の南東、新河岸川右岸の台地上に位置する。発掘調査事例は少ないが、縄文時代前期の土器片や淡水産の貝類が採集され縄文時代前期の貝塚とされ、また古代の瓦が採集されていることから古代寺院の存在が推定されていた。
今回は、遺跡範囲の北東部端が調査され、主に平安時代前期の建物跡が見つかった。特に出土遺物や遺構から、古代寺院の存在の可能性が一段と高まった。
- 5号竪穴住居跡(9世紀)
カマドの補強材として古代瓦片が出土。住居跡覆土からは緑釉陶器片も出土。 - 掘立柱建物跡(9世紀)
柱間2間×3間の北庇をもつ。北東角の庇の柱穴から須恵器の墨書土器出土。建物建築時の祭祀的な行為と考えられる。


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