繁殖期のカラスにご注意ください!
最終更新日:2021年5月21日
カラスは本来攻撃的な鳥ではありませんが、卵やヒナを守るために威嚇行動をとります。カラスは春から夏にかけて繁殖期をむかえ、特に、産卵後から巣立ちまでの期間(5月から7月)は威嚇行動が増える傾向にありますので、巣やヒナに近寄らないようにして、なるべくカラスを刺激しないようにしましょう。
カラスは産卵後から20日前後でヒナにかえり、その後1ヶ月ほどでヒナが巣立ち、ヒナが巣立つと威嚇行動はなくなると言われています。
巣の近くを通るときは
- 巣を狙っていると誤解されるため、近くで巣を見ない
- 帽子や傘で頭を守る
- カラスが人を襲う前に出すサイン(大きな鳴き声を出しながら周りを飛ぶ、小枝を折ったり木の葉を散らす)に気づく
など被害を少なくすることが大切です。巣やヒナから離れれば、威嚇は収まります。
巣から落ちたヒナを見つけたら
カラスに限らず野鳥のヒナは上手に飛べない状態で巣立つことが多いです。そのため、まれにヒナが地面に落ちていることがありますが、近くで親が見守っていますので、手を出さず、あまり近づかないようにしましょう。
巣を撤去する場合
巣の撤去は、巣ができている施設の管理者(住宅の場合は所有者)の責任で行うのが原則ですが、カラスに限らず野鳥の巣は、卵やヒナがいるときはむやみに撤去することができません。生活環境に著しい被害が及んでおり、やむを得ず撤去する場合は、「鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律」の規定により、市の許可が必要です。
また、市では民有地の巣の撤去は行っていません。
被害を未然に防ぐためには
- 屋外に置くペットの餌を取られないように注意する。(餌付けされたカラスは積極的に人に近づくようになります。餌付けはやめましょう。)
- 巣の材料となる針金ハンガーを出しっぱなしにしない。(鉄塔や電柱に巣を作ると停電事故などを引き起こすことがあります。)
- 庭木の剪定を行い、巣作りをしにくくする。
- ごみは収集時間に合わせて出す。
お問い合わせ
環境部 環境政策課 みどりの担当
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