アライグマにご注意ください!!
最終更新日:2024年5月29日
近年野生化したアライグマが人家に住み着き、農作物を食い荒らすなどの被害が拡大しています。天敵がいなく雑食性で、繁殖力が強いため、今後、さらに被害が拡大するおそれがあります。
アライグマは、「特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律(外来生物法)」で指定された特定外来生物であり、生態系や人の生命・身体への影響、農林水産業への被害を防止することを目的に積極的な防除の対象となっています。
市ではアライグマによる被害を改善するため、埼玉県アライグマ防除実施計画に基づき、防除対策を実施しております。
家屋侵入等生活環境被害に遭った場合は環境政策課へご相談ください。
農業を営む方で、農作物が被害に遭った場合は農政課へご相談ください。
アライグマについて
アライグマとは
- 北アメリカ原産で、体長40cmから60cm、体重6kgから10kgの中型哺乳類です。ペットとして輸入されたものが野生化し、市内でも急激に生息数を増やしています。
- 姿はタヌキに似ていますが、長いしっぽにしま模様があるのが特徴です。見かけによらずどう猛なので、むやみに近づくと大変危険です。
アライグマの足跡
- 前足、後足ともに5本指です。タヌキや犬等に比べて指が長いのが特徴です。
- 木登りが得意なので、雨樋や壁をつたって民家の屋根裏に登り、住み着くこともあります。この際に足跡が壁等につくことがあります。
どんなものを食べるの?
- 雑食性で、植物の果実や昆虫、ザリガニ、カエルなどの小動物、鳥やカメの卵、魚などのほか、トウモロコシ、ブドウ、スイカなどの農作物も食べます。また、ドーナツや甘いお菓子、鳥のから揚げなども好み、生ゴミも食べます。
トウモロコシを倒して食べたり、スイカに穴を開けて食べる習性があります。
被害を防ぐために
- ペットの餌などは屋外に置かず、屋内に保管する。
- 池や水槽の魚等への被害を防ぐため、水面を金網等で覆う。
- 自宅で栽培する野菜や果物は防除用のネットで作物を覆う。また、野菜や果物を屋外に放置・廃棄しない。
- ごみ集積所の管理をきちんと行う。
- 自宅に住みついている場合は、屋根裏などへの出入り口があるので、軒下や床下の侵入口を塞ぐ。
「鳥獣保護管理法」により、許可なく捕獲器(箱わな)を設置し、アライグマを捕獲することはできません。
個人で所有する捕獲器(箱わな)を設置するには、
- 埼玉県が実施する「アライグマ捕獲等従事者研修会」を受講し、「埼玉県アライグマ防除実施計画に基づく従事者証」を受ける。
- 狩猟免許(わな猟)を取得する。
などをする必要があります。
アライグマ(特定外来生物)をこれ以上増やさないために
埼玉県生物多様性センターホームページにて紹介しています。詳細は、以下のホームページをご覧ください。
アライグマ(特定外来生物)をこれ以上増やさないために(埼玉県生物多様性センターホームページ)(外部サイト)
アライグマ捕獲等従事者研修会について
埼玉県で定期的に開催している「アライグマ捕獲等従事者研修会」を受講し、終了後本市に「埼玉県アライグマ防除実施計画に基づく捕獲等従事者台帳登録及び従事者証交付申請書」を提出することで従事者となることができます。従事者証の有効期限は3年間で、その後は更新制です。
アライグマ捕獲等従事者研修会について(埼玉県)(外部サイト)
お問い合わせ
環境部 環境政策課 みどりの担当
〒350-8601 川越市元町1丁目3番地1
電話番号:049-224-5866(直通)
ファクス:049-225-9800