サツマイモはどこから来たの?
最終更新日:2021年6月9日
サツマイモの原産地は、メキシコ南部からペルーにかけての地域と言われていて、紀元前10,000年から8,000年ごろには栽培を行われていたと考えられているんだ。
そこから、サツマイモは3つのルートで世界に広まったんだ。
1)15世紀末のコロンブスの新大陸発見以降ヨーロッパに伝えられ、スペインとポルトガルがアフリカ大陸へ伝え、インドへ伝えたバタタスルート
2)同じ時代にスペインの植民地であったメキシコから、同じ植民地のフィリピンへ伝えたカモテルート
3)1)・2)よりはるか昔に、原産地の南アフリカの原住民がボリネシアなど南太平洋の島々に伝えたクマラルート
下の図を見ると、様々なルート、人達によって世界に広がっていったかわかるね。
日本には、いつ、どのように伝わったの?
では、日本にはいつ伝わったのか?
それは、フィリピンに伝わったサツマイモが、中国・福建省(ちゅうごく・ふっけんしょう)を経由し、琉球(現在の沖縄県)へ伝えられたのが日本最初のサツマイモと言われているよ。
慶長2年(西暦1597年)には宮古島へ、慶長10年には沖縄本島へと伝わり、ここから、薩摩(現在の鹿児島県)・長崎へと伝わるんだ。
日本全国へ広まったのは、薩摩からだったため、「サツマイモ」と呼ばれるようになったんだ。
ちなみに、薩摩では、外国から伝わったイモ「唐イモ」と呼ばれていて、長崎では、琉球から来たので、「琉球イモ」と呼ばれていたんだ。
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