行政評価・事務事業評価の概要
行政評価とは
市役所では、市民の皆様の生活を支えるために、市民生活を支える個々の事業(事務事業)から、5年後・10年後を見据えて市のとるべき方向性を定めていくこと(政策)まで、様々な分野にわたり、たくさんの事業が行われています。
しかしながら、現在実施されている事業の中には、もっと効率的にできるかもしれないもの、必要性が薄れてきているもの等、内容の見直しが必要な事業も混ざってしまっています。
そこで、川越市は、平成15年度から行政評価制度を導入しました。
行政評価とは、行政の活動と成果をできるだけ客観的な数値で表すことによって、その目的や手段などが適切であるか、効率的に行われているかを評価し、その結果を次年度以降の行政運営に反映させていく仕組みのことを言います。
行政評価は健康診断
行政評価は健康診断に例えることができます。つまり、現在の川越市の健康状態をチェックすることによって、良い部分を更に良くし、悪い部分を発見し、治療するための「しくみ」が行政評価です。
行政評価の種類
行政評価では、行政活動を「政策-施策-事務事業」の体系として捉え、これらを目的と手段の関係で考えます。
つまり、施策は、政策を実現するための手段であり、事務事業に対しては目的となります。また、事務事業は、施策の目的を実現するための手段です。
行政評価の種類には、この体系に対応して1)政策評価・2)施策評価・3)事務事業評価があり、それぞれの評価では、上位の目的を達成するために必要な手段か、有効な手段か等を評価することになります。
川越市では、市民の皆様にとって最も身近な事務事業評価を行っています。
PDCAサイクル
行政評価では、PDCAサイクルの考え方を用いることで、事業をPlan(計画)⇒Do(実施)⇒Check(評価)⇒Action(改善)の流れで捉え、常に改善(見直し)を図っていきます。
川越市の事務事業評価
実施目的
川越市の事務事業評価の実施目的は、以下のとおりとなります。
- 成果を重視した事業の改善
- 行政の透明性の向上
- 職員の意識改革
評価対象事業
市が実施した全ての事業を対象としています。
評価結果の公表
事務事業評価の結果については、すべて公表することとしています。
※令和3年度から令和5年度にかけては、令和3年度に策定した「川越市行財政改革推進計画」の事務事業の見直しにおいて、事務事業評価と類似の取組をより大規模に実施したため、事務事業評価を休止していました。
公表の効果
- 行政の透明性の向上と市民参加の促進
公表することにより、各事業の透明性を向上させることができ、説明責任を果たすことができます。また、市民と行政が情報を共有することは、市民の行政への参加の促進が期待されます。 - 擬似的な外部評価の実施
内部評価(行政内部で行う評価)は、お手盛りの評価に過ぎないという批判を受けることもありますが、公表することにより、間接的に市民が行政を評価し得る材料を提供することにつながり、擬似的な外部評価が行われることが期待されます。 - 人材育成
評価シートの作成により、自分が担当する事業の内容・実態について今一度見つめ直す機会が設けられ、また、事業コストについて把握できるようになります。さらに、それを公表することにより、記載内容に対する責任感が生まれ、職員の意識向上につながることが期待されます。
公表の形式
川越市の事務事業評価は、それぞれの事業の担当者が、評価シートに各事業の位置付け・目的・実績等を記入し、それを担当所属長が評価するという形式をとっています。
つまり、このホームページに掲載されている評価シートの記述は、事業担当課側における評価であって、川越市の事業全体のバランスを考慮して書かれたものではありません。
(注)個別の事業内容に関するご意見・ご質問については各事業担当課にお願いします。
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総合政策部 行政改革推進課 行政改革担当
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