川越市

悪臭問題に対する取組みについて

更新日:2015年1月3日

悪臭問題について

川越市では悪臭規制の方法として、臭気指数規制を導入しています。

どのように測定するの?

現場で試料を採取して分析室に持ち帰って測定します。臭気指数を測定する試験は、臭気判定士が6人以上の予め嗅覚が正常と判断された嗅覚試験者(パネル)を統括して実施します。パネルは3つの調製した袋を嗅ぎ、においの入っている1つの袋を当てるもので、無臭空気で徐々に希釈していき、においの入っている袋を嗅ぎわけられなくなるまで行います。

その結果を統計的に処理し、何倍にうすめれば区別がつかなくなる希釈倍率を求め、その値を臭気濃度とします。

試料を採取しているところの写真
[試料の採取]

無臭空気を充てんしているところの写真
[無臭空気の充てん]

試料を調製しているところの写真
[試料の調製]

パネルが判定試験をしているところの写真
[パネルによる判定試験]

臭気指数と臭気濃度?

 臭気濃度は、においの付いた空気や水をにおいが感じられなくなるまで無臭空気で薄めたときの希釈倍率を求めたものです。

 臭気指数は、その臭気濃度から常用対数に10を乗じた数値になります。臭気指数の算出式は、次のとおりです。

 臭気指数=10×Log(臭気濃度)

臭気濃度と臭気指数の早見表
臭気濃度 10 16 25 40 63 100 1000
臭気指数 10 12 14 16 18 20 30

Q.臭気指数「12」とは?

A.においの付いた空気を約16倍に希釈したときに、臭いが感じられなくなったものです。

Q.日常生活で感じる具体的な目安は?

A.カップの真上のコーヒーの香りが「臭気指数20」、うなぎの蒲焼やカレーのルーを間近で嗅ぐと「臭気指数30」前後といわれています。(埼玉県ホームページより)

 したがって臭気指数が高いということは、薄めるのに要した空気などが多く必要ということで臭いが強い状態を示します。

一般環境のにおいについて調べてみました。

場所 用途地域 臭気指数 においの状況
新宿(北)交差点 住居系地域 <10 排気ガス
川越駅前・菓子屋横丁 商業系地域 <10から13 タバコ・お団子
南田島地区・工業団地内 工業系地域 <10から16 農業・工場
下赤坂地区 市街化調整地域 <10 工場

・「市民・事業所アンケート調査」から寄せられた意見をもとに、市内で確認できる一般的なにおいについて測定を行いました。(実施日:平成18年7月から12月)

工場・事業場の現状について調べました。

・業種別に集計
業種別 敷地境界線での臭気指数 排出口での臭気指数
農業 13から20
製造業 11から19 15から37
サービス業 20から22
その他 17から32
・用途別に集計
用途地域 敷地境界線での臭気指数 排出口での臭気指数
住居系地域 12 20
商業系地域
工業系地域 11から19 15から22
市街化調整地域 13から32 19から37

・「市民・事業所アンケート調査」から寄せられた意見や、市で把握している工場・事業場の協力により、現状把握調査を行いました。(実施日:平成18年7月から12月)

関連情報

お問い合わせ

環境部 環境対策課 大気・騒音担当
〒350-8601 川越市元町1丁目3番地1
電話番号:049-224-5894(直通)
ファクス:049-225-9800
E-Mail:このページの作成担当にメールを送る

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