高齢者の結核が増えています
結核の患者数は年々減少していますが、近年、結核がかつて「国民病」と呼ばれていた時代に感染した方が、潜伏期間を経て、高齢化による免疫力の低下で発症するケースが多くみられます。新たに結核を発症した方の約7割は60歳以上で、特に80歳以上が約4割を占めています。感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律では、高齢者における結核の発病を早期に発見するために、65歳以上の方に年1回、結核検診を受けることが義務付けられています。結核の早期発見・早期治療のためには、定期的に胸部エックス線検査を受けることが大切です。
- 結核は、感染者の咳やたんに含まれている結核菌が空気中に飛び散り、それを吸い込むことで発症します。結核に感染していることに気がつかないでいると、周囲の人にうつしてしまう恐れがあります。結核検診は個人の健康のためだけでなく、家族や社会への感染を防ぐためにも重要です。
- 結核に感染すると、咳・たん・発熱等の症状が出ますが、高齢の方は、自覚症状が乏しく、結核の発見が遅れてしまうことがあります。
川越市では、40歳以上の方を対象に、肺がん(結核)検診として、胸部エックス線検査を実施しています。検診や診療等で、胸部エックス線検査を受ける機会がない方は、ぜひご利用ください。
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