エイズってどんな病気?
最終更新日:2016年4月1日
1.エイズってどんな病気?
エイズ(AIDS)とはヒト免疫不全ウイルス(HIV)によって、体の免疫が破壊され、普段なら自分の力で抑えることのできる病気を発症することを言います。
2.日本の現状
日本でのHIV感染者・エイズ患者は性的接触を中心として増加傾向が続いており、平成26(2014)年の新規のHIV感染者とエイズ患者の合計報告数は1,546件となっています。累計では平成26年12月31日までの報告数が、HIV感染者16,903件、エイズ患者7,658件となりました。
3.症状は? HIV感染からエイズ発症までの経過
HIVに感染してもすぐエイズになる(発症する)わけではありません。感染後平均10年間で約半数の人が発症すると言われています。
感染すると、2から8週間後に風邪に似た症状(発熱・頭痛・のどの腫れ等)がでる人がいますが、でない人もいます。またその後は無症状で経過する場合が多いため、気がつかないまま感染を広げてしまっていることもあります。症状がなくても、感染させる可能性があるため、十分に気をつける必要があります。
(注)現在エイズを完全に治す薬はまだ開発されていませんが、発病を遅らせたり、症状を軽くする薬はでてきています。早期に発見し、専門医にかかることが大切です。
4.感染経路
- 性行為(血液・精液・膣分泌液)による感染
- 血液を介して(注射器の共有など)の感染
- HIVに感染している母親から赤ちゃんへの感染(妊娠中・出産・母乳)
(注)握手や会話、咳やくしゃみ、一緒の食器で食べる、コップの回し飲み、公園の水飲み場やプール等で感染することはありません。
5.HIV感染を予防するには
- 感染ルートでもっとも多いのは性行為によるものです。感染の危険性は誰にでもあります。正しいコンドームの使用は感染予防に有効です。
- 歯ブラシやカミソリ等の血液のつきやすいものは自分専用にしましょう。
6.感染が心配なときは検査を
HIVウイルス感染の有無は血液検査でわかります。保健所では無料で検査が受けられます。
ただし、HIV抗体ができるまでに6から8週間かかりますので、感染の心配があってから3か月以上おいてから検査を受けてください。
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