有機フッ素化合物(PFOS及びPFOA)

ページID1002548  更新日 2025年4月4日

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PFOS及びPFOAの性状等

PFOS(ペルフルオロオクタンスルホン酸)は、半導体用反射防止剤、金属メッキ処理剤、泡消火剤などに、PFOA(ペルフルオロオクタン酸)は、フッ素ポリマー加工助剤、界面活性剤などに使われてきましたが、近年、環境中で分解されにくく、高い蓄積性があることから、国内において、製造・輸入等が原則禁止となっています。

PFOS及びPFOAの暫定指針値

公共用水域及び地下水について、PFOS及びPFOAの環境基準は設定されていません。暫定指針値として、1リットル当たり50ナノグラム(PFOS及びPFOAの合算値:50ng/L)が設定されています。ナノグラム(ng)は、10億分の1グラムの質量になります。

市内の調査結果

川越市で実施したPFOS及びPFOAの調査結果は以下のとおりです。(単位:ng/L)
調査地点の詳細はダウンロードからご覧ください。

河川水
調査年月

調査地点(河川水):

入間川(初雁橋)

調査地点(河川水):

新河岸川(旭橋)

調査地点(河川水):

不老川(不老橋)

調査地点(河川水):

不老川市境(中福528付近)

調査地点(河川水):

久保川(久保川橋)

調査地点(河川水):

久保川市境(第255号橋(南大塚3丁目15付近))

令和3年8月 12 29 60
令和4年8月 10 34 110
令和5年9月 9.0 24 13 10 72 78
令和5年12月 15 9.1 8.1
令和6年1月 9.4
令和6年6月 140
令和6年7月 10 25 38 14 91
令和6年10月 130
令和6年12月 72 260
令和7年2月 36
地下水
調査年月 南大塚地区 今福地区 砂新田地区 南大塚地区 鯨井地区
令和5年10月 6.0 48 24
令和6年10月 7.8 76 24 2.2 17
令和7年2月 56

 

今後の対応

令和3年度と令和4年度における調査の結果、不老川の不老橋(岸町2丁目)で暫定指針値を超過しました。
そのため、令和5年9月に調査地点を増やし、河川6地点、地下水3地点で調査を実施した結果、不老川の支流である久保川の久保川橋(岸町3丁目)と久保川上流の市境(南大塚3丁目)で暫定指針値を超過したことから、埼玉県に対し、上流域の調査について要望し、現在、関係機関と連携して調査を行っています。
今回、久保川市境を調査した際(令和7年2月)、狭山市内で久保川が途切れているのを確認しており、河川水の結果は、従来の上流域からの流入の影響ではなく、河川に流入した地下水の影響と推測されます。 また、地下水においては、市境の今福地区で暫定指針値を超過しており、市外上流域の地下水も暫定指針値を超過していることから、上流からの影響と推測されます。今後も、 関係機関と連携して継続監視するとともに、原因究明等を進めるよう引き続き要望していきます。

PFOS、PFOAに関するQ&A集について

環境省が設置したPFASに対する総合戦略検討専門家会議の監修の下で「PFOS、PFOAに関するQ&A集」が作成されています。Q&A集については、リンクページから閲覧できます。

川越市の水道水における有機フッ素化合物の検査結果

川越市上下水道局では水道水の有機フッ素化合物を検査しており、安全な水道水をお届けしています。検査結果については、リンクページから閲覧できます。

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環境部 環境対策課 水質・土壌担当
〒350-8601 川越市元町1丁目3番地1
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