地球温暖化対策のための国民運動「COOL CHOICE(=賢い選択)」
最終更新日:2021年6月2日
2014年に発表された「IPCC第5次評価報告書」では、現状の地球温暖化対策のままでは、今世紀末の世界の平均気温は、最大で4.8℃上昇すると予測されており、さらなる対策の強化が求められています。
日本では、「地球温暖化対策計画」において、「2030年度の温室効果ガスの排出量を、2013年度比で26パーセント削減する」目標を掲げています。
この目標達成に向け、自治体や事業者、国民の一致団結による国民運動「COOL CHOICE(クールチョイス)」を展開しています。
地球温暖化とは?
地球の平均気温は、年々上昇しています。
これは、二酸化炭素やメタンなどの「温室効果ガス」が大気中に増えすぎたことが原因とされています。
地球は、太陽の熱によって暖められます。地上から放射される熱を温室効果ガスが吸収・再放射して大気が暖まり、私たちの暮らしやすい温度に調節しています。
しかし、近年、その温室効果ガスが人間の活動によって増加し、熱をうまく放出することができず、気温が上昇したことにより、自然界のバランスを崩しています。
これが「地球温暖化」です。
このままのペースで温室効果ガスが増え続け、気温が上昇し続ければ、地球環境が悪化し、私たちの生活や健康、生態系などに大きな被害をもたらすことになってしまいます。
地球温暖化による影響
世界の平均気温は、1880年から2012年の間に、0.85度上昇しています。
地球温暖化による影響は、氷河の融解や海面水位の上昇、洪水や干ばつ被害、農作物の高温障害など、既に世界中で表れています。
このまま地球温暖化が進むと・・・
自然環境への影響
- 海面水位の上昇
- 豪雨などの極端な気候の増加
- 台風や洪水などによる自然災害の増加
- 干ばつによる水不足
- 生態系の崩壊
社会・経済への影響
- 農作物の収穫量の減少
- 災害対策に関するコスト増
- 空調機器に関するエネルギー需要の増加
- 熱中症、感染症のリスク増
「COOL CHOICE」とは?
「COOL CHOICE(クールチョイス)」とは、国が「地球温暖化対策計画」等で掲げた温室効果ガス排出削減目標「2030年度(令和12年度)の温室効果ガス排出量を、2013年度(平成25年度)比で26.0パーセント削減する」の目標達成に向け、日本が世界に誇る省エネ・低炭素型の製品・サービス・行動など、地球温暖化対策につながる、あらゆる「賢い選択」をしていこうとする国民運動です。
例えば、エコカーを買う、エコ住宅を建てる、エコ家電にするという「選択」、高効率な照明に換えるという「選択」、クールビズ・ウォームビズをはじめ、脱炭素社会づくりに貢献する行動を実践するという「選択」。
すべての国民に、地球温暖化防止に資する「選択」を行ってもらうため、統一ロゴマークを設定し、政府・産業界・労働界・自治体・NPO等が連携して、広く国民に呼びかけています。
川越市は、「COOL CHOICE」に賛同しています。
主な「COOL CHOICE」の取組
「COOL CHOICE」の取組の一例を御紹介します。
クールビズ・ウォームビズ
- 室温は、夏は28度程度、冬は20度程度になるよう設定し、空調機器の過度な使用を控える。
- 服装の工夫により、自ら体感温度を調整する。
環境に配慮した物品等の選択
- 照明をLEDに付け替える。
- 省エネ性能の高い家電製品を選択する。
- エコマークなどの環境ラベルの付いた文具等を選択する。
- 環境性能に優れた自動車(電気自動車、燃料電池自動車、プラグインハイブリッド自動車など)を選択する。
エコドライブ
- ふんわりアクセルでの発進(5秒で時速20キロメートルの発進)を心掛ける。
- 車間距離にゆとりを持って、加速・減速の少ない運転を心掛ける。
- 減速時は、早めのアクセルオフを心掛ける。
- 駐停車時の無駄なアイドリングをしない。
その他
- 食べ物は、残さずに食べる。
- (二酸化炭素を吸収してくれる)植物を育てる。
- 3R(リデュース、リユース、リサイクル)に努め、ごみの排出を減らす。
- 買い物には、マイバックを使用する。
関連情報
お問い合わせ
環境部 環境政策課 地球温暖化対策担当
〒350-8601 川越市元町1丁目3番地1
電話番号:049-224-5866(直通)
ファクス:049-225-9800