イネカメムシの発生にご注意を!
概要
近年、斑点米カメムシ類のうちイネカメムシの発生が拡大傾向にあります。イネカメムシは、斑点米及び不稔米を発生させる恐れがあり、発生量が多いと大幅な減収となる可能性があります。 イネカメムシの特徴として、体長は約13ミリメートル、黄褐色で背部両面に白色帯を持つやや細長いカメムシです。7月頃から水田に飛来し、穂を加害するため、ほ場での発生状況を確認し、適期防除を実施しましょう。
詳しくは、埼玉県ホームページをご参照ください。
防除対策について
イネカメムシの発生が確認された場合は、以下のとおり防除を行いましょう。
初発の把握
水田への飛来は7月上旬頃に見られるため、6月下旬以降暑い日が続いた後は注意深く水田を観察し、初発を把握します。
薬剤防除
出穂期~穂揃い期に1回目の薬剤散布、穂揃い期の7~10日後に2回目の薬剤散布を行います。
収穫後の耕うん
虫の生育場所を残さないため、収穫後は速やかに耕うんします。
病害虫発生予察注意報について
県内各地で実施しているイネ斑点米カメムシ類の畦畔・雑草地における発生調査の結果、1調査地点当たりの発生量が74.3頭と平年(19.7頭)の約3.8倍で、過去10年で最も多くなっています。 多くの種で捕獲虫数が多く、特にアカスジカスミカメ及びイネホソミドリカスミカメ、ホソハリカメムシ、クモヘリカメムシが平年比で約2~12倍と大量に捕獲されており、イネの斑点米の発生が懸念されますので、出穂期から乳熟期にかけての防除と定期的な除草を行ってください。 なお、出穂前2週間と出穂後2週間の、生息地(畦畔、雑草地、休耕田など)の除草は、カメムシ類を水田に追い込み、斑点米の発生を助長させるので避けまし ょう。
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