川越市文化芸術振興・市民活動拠点施設指定管理者の選定結果について
最終更新日:2020年1月7日
令和元年7月9日から募集を開始した川越市文化芸術振興・市民活動拠点施設の指定管理者について、川越市議会12月定例会の議決を経て指定しました。
つきましては、指定管理者の選定に当たっての経緯等を公表いたします。
なお、募集及び審査については、埼玉県西部地域振興ふれあい拠点施設指定管理者候補者の選定と共同で実施しました。
川越市文化芸術振興・市民活動拠点施設指定管理者について
指定管理者:NeCST
- 代表者:日本環境マネジメント株式会社
埼玉県さいたま市浦和区仲町一丁目12番1号
代表取締役 片山 安茂 - 構成員:株式会社コングレ(大阪府大阪市)
- 構成員:株式会社NTTファシリティーズ(東京都港区)
指定の期間について
令和2年4月1日から令和7年3月31日まで(5年間)
応募スケジュール
令和元年
7月9日:募集要項の公表
7月18日:現地見学会
7月12日~23日:質問の受付期間
8月5日:質問に対する回答の公表
9月3日:申請書の受付
9月16日:県市で共同しての一次審査(資格審査、書類審査)
9月21日:県市で共同しての二次審査(書類審査、面接審査)
10月25日:川越市公の施設指定管理者選定委員会
10月30日:指定管理者候補者の選定結果通知
12月2日:令和元年川越市議会第5回定例会に議案上程
12月24日:令和元年川越市議会第5回定例会において議決
応募の状況について
- 現地説明会への参加団体数
9団体(令和元年7月18日実施) - 応募申請団体数
3団体(令和元年9月3日締め切り)
【申請団体の内訳】
- 単独申請(イベント企画系企業):1団体
- グループ申請:2団体
(1)総括・清掃・警備、イベント企画系、ビル管理
(2)施設管理運営、ビル管理
指定管理者候補者の審査について
【1】川越市文化芸術振興・市民活動拠点施設指定管理者候補者審査委員会
(1)審査
(審査基準)
ア.市民の平等な会館の利用を確保することができる
イ.関係法令等を遵守し、適正な運営ができる
ウ.設置目的を効果的に達成し、効率的な運営ができる
エ.指定管理業務を安定して行う経営基盤を有している
オ.個人情報の適正な取扱いが確保できる
カ.本施設の維持管理を適切にできる
(主な審査のポイント)
ア.応募審査に適合しているか
イ.公の施設としての役割を適切に担うことができるか
ウ.利用者本位の柔軟なサービスが提供されているか
エ.市民の平等利用確保への配慮がされているか
オ.効果的かつ効率的な管理を実施できるか
カ.法人等の経営基盤が安定しているか
キ.個人に関する情報の適正な取扱いは確保されているか
ク.指定管理業務に係る市の指定管理料等は適切な額か
ケ.施設の特性を踏まえ、必要な人員を確保できるか
コ.地域経済への貢献、県内事業者等の参画、地元中小企業への発注及び地元人材の雇用に配慮されているか
サ.本施設の維持管理を適切に行うことができるか
シ.環境へ配慮した取組が実施されるか
ス.障害者雇用等に配慮した運営方法になっているか
(2)川越市文化芸術振興・市民活動拠点施設指定管理者候補者審査委員会の委員
氏名 | 所属 |
秋元 孝之 | 芝浦工業大学建築学部建築学科教授 |
勝又 英明 | 東京都市大学工学部建築学科教授 |
諏訪 慶三 |
公益財団法人埼玉りそな産業経済振興財団常務理事事務局長 |
佐久間 仁志 | 佐久間公認会計士事務所公認会計士 |
新里 英男 | 埼玉県産業労働部副部長 |
田中 三喜雄 | 川越市文化スポーツ部長 |
(3)第1次審査について
審査基準に基づき、資格・書類審査を実施しました。
○第1次審査結果
応募者3団体すべてを第2次審査の対象としました。
(4)第2次審査について
プレゼンテーション及び審査委員によるヒアリング等を実施しました。
審査結果 | |||
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審査項目(配点) | NeCST | A団体 | B団体 |
総括的事項(480点) |
365点 |
307点 | 318点 |
提案価格(120点) | 55点 | 78点 | 83点 |
維持管理業務(360点) | 295点 | 234点 | 212点 |
運営業務(720点) | 594点 | 514点 | 484点 |
事業収支(120点) | 78点 | 74点 | 78点 |
合計点(1,800点) | 1,387点 | 1,207点 | 1,175点 |
※各委員300点満点で6名、1,800点満点で実施
NeCSTの選定理由 |
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・本施設のみならず、地域全体としてまちづくりの観点からのにぎわいの創出を目指した取組が期待できる。 |
審査委員の意見 | |
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団体名 | 意見 |
NeCST | ・経験と実績に基づくバランスのよい内容であり、県市の要求を高いレベルで満たすものであった。 |
その他の団体に対する主な意見 | ・現状分析をしたうえで新たな取組や作り直しをするなど意欲的な提案だが、実現性に疑問が残る。 |
【2】川越市公の施設指定管理者選定委員会
川越市文化芸術振興・市民活動拠点施設指定管理者候補者審査委員会での審査結果について確認し、川越市公の施設指定管理者選定委員会としての指定管理者候補者とした。
NeCSTの提案の概要
(1)基本方針
「ひと・まち・つながりの持つ価値が交流・発展し、そこから新たな価値を創造・発信する施設へ」
・現状の課題等を踏まえた5つのメインテーマを設定
(2)総括的事項
・県、市、指定管理者、各団体、協力企業と連絡、協力、連携体制を維持
・危機管理については、徹底した事前準備、各機関・団体との連携により、あらゆる状況に対応できる体制を構築
・個人情報の取扱いは、管理責任者等の組織体制を整備し、マニュアルの評価・見直し、研修及び事務所セキュリティ対策を実施
(3)提案価格
・提案価格(光熱水費を除く指定管理料及び業務委託料の合計額)は応募3団体中第3位
(4)維持管理業務
・維持管理責任者によるワンストップの管理体制と、川越に事務所を置いている国内有数のバックヤード機能を有する構成員によるバックアップ体制(業務品質向上のための検証機能、省エネルギー推進、危機管理等の業務支援)
・マニュアル等による業務の平準化を図り、長期・安定的な業務品質を確保
・中長期修繕計画を活用した計画的な修繕により事後保全・機能低下等を抑制し、故障停止による運営リスクの回避、修繕コストの最小化
・更なるエコチューニングによりCO2削減を目指す。
(5)運営業務
・予約から利用開始まで、県市共通の予約フローとサービスメニューで対応し、大小ホール・多目的ホールには一催事当たり1名以上の担当者を配置
・マルチスキルを有する運営スタッフにより、部門間の連携を図る。
・総合案内においてウェスタ川越街区全体の情報を集約し、各施設と連携対応を行うなどワンストップでの情報提供により利便性を向上
・様々な場所・媒体から積極的に情報を発信し、適切な情報を適切なターゲットに届ける。
・市内の文化施設3館やU_PLACEとの等との相互連携
※U_PLACEとは、2020年春頃に竣工予定の川越駅西口複合商業施設のことで、施設内にはホテルや飲食店、行政機能を持つ事務所等で構成される予定とのことです。
(6)事業収支
・既に高稼働のため大幅な増収は見込めないが、安定収入確保のため顧客のリピーター化や利用料金以外の増収に取り組む。
・PPSなどにより光熱水費を縮減
・決算剰余金の利用者還元により更に利用者サービスを向上
お問い合わせ
文化スポーツ部 文化芸術振興課 文化芸術振興担当
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電話番号:049-224-6157(直通)
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