RSウイルス感染症

ページID1013876  更新日 2024年11月26日

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RSウイルスの感染による呼吸器の感染症です。
何度も感染と発病を繰り返します。生後1歳までに半数以上が、2歳までにほぼ100パーセントの児が少なくとも1度は感染するとされています。

症状

発熱、鼻汁、咳嗽、喘鳴(ゼーゼー、ヒューヒュー)、呼吸困難など
初回感染時には、より重症化しやすいといわれています。

合併症

特に生後6か月以内の児では、細気管支炎や肺炎など重症化する場合があります。
また、慢性呼吸器疾患等の基礎疾患を有する高齢者において急性の重症肺炎を起こす原因となることがあります。

潜伏期間

2から8日(通常4から6日)

感染経路

接触感染

RSウイルスに感染している人との直接の接触や、ウイルスの付着した物品(ドアノブ、おもちゃなど)を触ったり舐めたりすることで感染します。

飛沫感染

RSウイルスに感染している人が咳やくしゃみ、あるいは会話などをした際に口から飛び散るしぶきを浴びてウイルスを吸い込むことで感染します。

治療

特効薬はありません。
対症療法。必要に応じて気管支拡張剤、去痰剤などを用います。

拡大防止

初感染の場合、発症後7から10日はウイルスが気道分泌物に存在します。
環境表面でかなり長い時間生存できるので、患者と接触した物品類に触れた後は手洗いを行うようにしましょう。
呼吸器症状がある場合は、マスクが着用できる年齢の子どもや大人はマスクを使用しましょう。

予防

手洗い、咳エチケットの励行。
ハイリスク児(早産児、先天性心疾患、慢性肺疾患を有する児)については、モノクローナル抗体製剤の投与があります。
高齢者や妊婦に接種するワクチンがあります。

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