令和7年度 結核・呼吸器感染症予防週間
毎年9月24日から30日は結核・呼吸器感染症予防週間です。
厚生労働省では、毎年9月24日から30日を「結核・呼吸器感染症予防週間」と定め、結核と呼吸器感染症に関する正しい知識の普及啓発を図ることとしています。
結核予防週間「長引いた 咳に結核 疑って 早い受診につなげよう」(結核予防週間の標語)
かつては、「国民病」としておそれられていました。
結核は過去の病気というような印象をお持ちではないでしょうか。
自分はかかるわけないと安心している人が多いかもしれません。
日本では、2021年に結核罹患率は9.2と結核低まん延国の水準である、10.0以下に達し、2024年も継続しています。
しかし、日本国内で10,051人、埼玉県内で541人、川越市内で27人が結核と診断されています。(2024年時点)
結核とは、過去の病気ではなく、まだまだ身近な病気です。
結核とは
結核菌は、排菌している患者が咳やくしゃみをした時に飛びちるしぶきの中に含まれており、それを吸い込むことによって感染します。
ただし、感染しても発病(注釈1)するとは限りません。病気や不規則な生活などで免疫力が低下していると発病しやすくなります。
注釈1 結核菌が肺等で活動することにより咳や痰などの症状が出て、体へ悪影響が出る状態。
症状
結核の初期症状は風邪とよく似ているため、市販薬で治そうとする人も多いようですが、2週間以上も咳、痰、微熱があるような場合は要注意です。
高齢者の場合、症状が軽症のまま経過することもあり、食欲の低下、体重減少といった体調の変化にも注意が必要です。
このような症状がある場合は、早めに医療機関を受診し、レントゲン検査等を受けましょう。
症状が進むと全身のだるさ、寝汗、胸の痛み等が始まり、血痰が出ることがあります。
治療
昔、結核の治療は長期入院が必要でしたが、現在は良い薬が開発されましたので、短期間で治すことが出来るようになりました。
そのためには、早期発見・早期治療がかかせません。
予防
早期発見のために、年に1回は住民健診・職場健診・学校健診等を忘れず受けるようにしてください。また、どのような病気にも言えることですが、栄養・睡眠・運動等の生活習慣に気を配り免疫力をつけることが大切です。
呼吸器感染症予防週間「手洗いマスク 習慣づけて 防ごう呼吸器感染症」(呼吸器感染症予防週間の標語)
呼吸器感染症とは
インフルエンザや新型コロナウイルス感染症や細菌性肺炎などを言います。
予防
換気、手洗い、手指消毒、マスクの着用を含む咳エチケットなどの基本的な感染対策が有効です。
呼吸器感染症が例年流行する秋・冬を前に、今一度、基本的な感染対策を見直してみましょう
リンク情報
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厚生労働省 ポスター(令和7年度版)(外部リンク)
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厚生労働省 リーフレット(令和7年度版)(外部リンク)
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公益財団法人結核予防会 結核について(外部リンク)
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厚生労働省 結核(外部リンク)
- 結核ってどんな病気?
- 高齢者の結核が増えています
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保健医療部 保健予防課 感染症担当
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