HPV(子宮頸がん予防)ワクチン接種(定期予防接種)について
最終更新日:2023年9月29日
9価HPVワクチンの使用等にかかる変更について
令和5年4月1日より、9価HPVワクチンを定期接種として使用可能になるなど、接種方法が一部変更になりました。変更内容の詳細は以下のとおりです。
変更の内容
- 定期接種において9価ワクチンが使用可能になること。
- 3回接種の途中までを2価ワクチンまたは4価ワクチンで受けた方も、医師とよく相談した上で、残りの回数を9価ワクチンで受けてよいこととすること。
- キャッチアップ接種(詳細は後述)においても、上記と同様の扱いとすること。
- 9価ワクチンについて、15歳未満で1回目の接種を受ける場合は、2回の接種により完了となる接種方法を選択できること。
また、国が今回の変更についてのお知らせリーフレットを作成しておりますので、こちらもご覧ください。
9価HPVワクチン接種のお知らせリーフレット(PDF:790KB)
このページの内容は全て、上記の変更を反映したご案内となっています。
変更に係る川越市からのご案内
対象者の方には、はがきで変更内容のお知らせをお送りしています。
予診票について
接種時に記入する予診票については、ワクチンの種類を選択する欄に9価の記載が無いものをお配りしているところです。これについては、当面の間はそのまま9価ワクチンでの接種にも使用可能とします。
お手数ですが、空欄に接種を受ける方ご自身(または保護者の方)が空白部に「9価」と書き加えてご使用ください。
接種を受ける場所について
これまでと同様、市の委託医療機関で受けます。以下のリンクから詳細をご確認ください。
市内委託医療機関については、9価を含めたワクチンの種類別の取扱状況もご確認いただけます。
積極的勧奨の再開について
ヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチン接種については、平成25年度6月より積極的な勧奨を差し控えてきましたが、令和3年11月26日付の国の通知により、個別勧奨が再開されることとなりました。
詳しくは下記の厚生労働省通知をご覧ください。
令和5年度以降は、毎年4月に、その年度の中学1年生に対して通知を送付する予定です。
なお、定期接種の対象年齢の方のうち、令和4年度に中学1年生以上の方については、令和4年度中に通知を送付いたしました。
予診票を紛失した場合でも、予備を総合保健センター健康管理課、市役所市民課、川越駅西口連絡所及び各市民センターでお配りしているほか、委託医療機関にもご用意がある場合があります。いずれかで入手し、委託医療機関に接種希望をお申し出ください。
接種を希望する方は、有効性とリスクを十分理解したうえで受けるようにしてください。詳しくは、下記『HPVワクチンのお知らせ』や、関連情報の説明書をご確認ください。
接種後に気になる症状が発生した場合は、接種した医療機関などで診察を受けてください。また、厚生労働省ホームページ『ヒトパピローマウイルス感染症(HPVワクチン)』に予防接種後に生じた症状の診療に係る協力医療機関や接種後に症状が生じた方に対する相談窓口などについて情報が掲載されています。
HPVワクチンのお知らせ(概要版)(PDF:3,437KB)
HPVワクチンのお知らせ(詳細版)(PDF:4,048KB)
HPVワクチンを受けたお子様と保護者の方へ(PDF:1,300KB)
厚生労働省ホームページ『ヒトパピローマウイルス感染症(HPVワクチン)』(外部サイト)
キャッチアップ接種について
積極的勧奨の差控えにより接種機会を逃した方のために、接種を受ける機会を確保するためのキャッチアップ接種を実施しています。
現在のキャッチアップ接種の対象は平成9年4月2日から平成19年4月1日生まれの女性の方です。該当する方は令和7年3月31日まで定期接種として無料で接種を受けることができます。
なお、平成19年4月2日から平成20年4月1日生まれの女性の方についても、本来の定期接種対象期間を過ぎた後、令和7年3月31日まではキャッチアップ接種の対象となります。
対象の方には令和4年9月に予診票等を送付しておりますが、お手元に無い場合や、これ以降に他市町村から転入された方で接種を希望する場合は、お手数ですが下記担当までご連絡ください。
【注意点】
令和4年4月1日以前に一度でも接種を受けたことがある方は次の点にご注意ください
- これまでに接種を受けた回数を含めて合計3回までが対象です。前回の接種から期限が空いている場合でも最初から接種し直すことはせず、残りの回数だけ接種を受けてください。
- 原則としてこれまでに接種を受けたものと同じ種類のワクチンで接種を受けてください。ワクチンの種類がわからない場合は健康管理課にお問い合わせください。
HPVワクチンを自費で接種した方へ
キャッチアップ接種対象者の方のうち、定期接種の対象期間を過ぎてから令和4年3月までに自己負担により接種を行った方に対し、接種費用の助成を行っています。申請期限は令和7年3月末までです。
詳しくは以下のリンクをご覧ください。
ヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチンを自費で接種した方への任意接種費用助成について
接種対象者
通常の定期接種対象者
小学6年生から高校1年生相当の女子(標準的には、中学1年生)
キャッチアップ接種対象者(令和7年3月31日まで)
平成9年4月2日から平成19年4月1日生まれの女性
※令和6年度は上記に加えて平成19年4月2日から平成20年4月1日生まれの女性も対象となります。
接種回数と間隔
次のいずれかのワクチンを接種します。ワクチンによって、接種間隔や回数等のルールが異なります。
2価ワクチン《商品名:サーバリックス》
3回の接種が必要です。
1回目の接種から1か月以上(標準的には1か月後)に2回目を接種
1回目の接種から5か月以上、かつ2回目の接種から2か月半以上(標準的には1回目の接種から6か月後)に3回目を接種
4価ワクチン《商品名:ガーダシル》
3回の接種が必要です。
1回目の接種から少なくとも1か月以上(標準的には2か月後)に2回目を接種
2回目の接種から少なくとも3か月以上(標準的には1回目の接種から6か月後)に3回目を接種
9価ワクチン《商品名:シルガード9》
接種を開始する年齢によって回数と間隔が変わります。
1回めの接種を15歳になってから受ける場合
3回の接種が必要です。
1回目の接種から少なくとも1か月以上(標準的には2か月後)に2回目を接種
2回目の接種から少なくとも3か月以上(標準的には1回目の接種から6か月後)に3回目を接種
1回めの接種を15歳になる前に受ける場合
2回の接種で終了する方法で受けることができます。
1回目の接種から少なくとも5か月以上(標準的には6か月後)に2回目を接種
なお、5か月空けずに2回目の接種を受けてしまった場合2回目から3か月以上空けて、3回目の接種が必要です。
また、希望があれば、15歳以上で始める場合と同様の間隔で3回接種とすることもできます。
いずれの場合も、対象年齢などの条件を満たしていれば、接種費用は3回目まで無料です。
《注意》
- 原則として、接種を始めたワクチンで最後まで接種します。
- ただし、2価ワクチンまたは4価ワクチンで1回目または2回目まで終えた方が、残りの回数を9価ワクチンに変更することのみ可能です。この場合、年齢や変更のタイミングに関わらず、合わせて3回の接種が必要です。
- 2価ワクチンまたは4価ワクチンで既に3回の接種を受け終えた場合は、その後に改めて9価ワクチンの接種を受けなおすことはできません。(自己負担であれば受けられる可能性がありますが、一般的には推奨されていません。)
接種を受ける場所
市の委託医療機関で受けます。
- 市内の委託医療機関は「HPVワクチン委託医療機関一覧」(下記からダウンロード)を参照してください。
- 市外の委託医療機関での接種を希望する場合は、接種前に健康管理課予防接種担当にお尋ねください。
または、こちら「埼玉県住所地外定期予防接種(インフルエンザを除く)相互乗り入れ接種協力医療機関名簿」(外部サイト)でも確認できます。
- かかりつけ医が県外にあるなどのやむを得ない事情により、委託医療機関以外で接種を受け、接種費用を自己負担した方を対象とした予防接種費用助成金制度(償還払い制度)があります。事前の手続きが必要となりますので、必ず、接種を受ける前に健康管理課予防接種担当にご連絡ください。詳しくは、こちら「川越市予防接種費用助成金制度(償還払い制度)」をご確認ください。
HPVワクチン委託医療機関一覧(令和5年6月28日時点)(PDF:124KB)
なお、取扱状況については随時変更等がありますので、接種を希望する場合は必ず事前に、医療機関に直接ご確認ください。
接種費用について
接種を受ける方が、次に示す条件のすべてに該当すれば、接種費用は無料です。
- 接種日時点において、川越市に住民登録をしていること
- 対象者に該当していること
- 定められた接種間隔や回数等の接種方法を守っていること
- 市の委託医療機関で接種を受けること
《注意》
対象者以外が接種した時や接種間隔を守らなかったときは、全額自己負担になります。また、市の委託医療機関以外で接種を受けた時も全額自己負担となります。
接種までの流れ
- 接種を受ける前に、次のものを準備しましょう。
(1)母子健康手帳
(2)ヒトパピローマウイルス感染症予防接種予診票
(3)「予防接種と子どもの健康」または「予防接種説明書」
これらをお持ちでない方は、健康管理課予防接種担当にご連絡ください。 - お子さんが受ける予防接種について、「予防接種と子どもの健康」や「予防接種説明書」をよく読み、理解してください。
また、母子健康手帳などで接種状況をご確認ください。 - 委託医療機関に予約をしてください。
接種を受けようとする医療機関が委託医療機関であることがわからない場合は、事前に健康管理課予防接種担当にお尋ねください。 - 接種当日のお子さんの健康状態を見ながら、予診票の必要事項を記入します。
このとき、お子さんの体調が悪そうであれば、接種を延期するようにしてください。 - 委託医療機関へ行き、「母子健康手帳」と「予診票」を提示してください。医師の診察後、予防接種を受けます。接種を受ける方が16歳未満の場合、原則として保護者の同伴が必要です。ただし、接種を受ける方が13歳以上であり、保護者が同伴できない場合は、「保護者が同伴できない場合の同意書」「ヒトパピローマウイルス感染症予防接種予診票」に保護者が署名し、接種当日にお子さんに持参させれば、本人のみで接種を受けることも可能です。
HPVワクチンとがん検診について
HPVワクチンの接種をしても、子宮がんを完全に防ぐことはできません。
国のリーフレットによると、予防効果は2価・4価ワクチンで50から70%、9価ワクチンで80から90%とされています。
子宮がんを早期に発見するためにも、がん検診を定期的に受けましょう。
川越市では、20歳以上の方は、2年度に1回、子宮がん検診を受けることができます。
詳しくは次のリンクからご確認ください。
関連情報
東日本大震災により川越市内に避難している方への予防接種について
長期療養により定期予防接種を受けられなかった方への接種機会のお知らせ
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お問い合わせ
保健医療部 健康管理課 予防接種担当(川越市総合保健センター内)
〒350-1104 川越市小ケ谷817番地1
電話番号:049-229-4123(直通)
ファクス:049-225-2817
