令和5年2月15日食中毒事件の発生

ページID1007077  更新日 2024年11月22日

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食中毒事件の発生について

事件の概要

令和5年2月13日月曜日12時30分頃、市内医療機関から川越市保健所に「診察した患者から、内視鏡にてアニサキスを摘出した。」旨の連絡がありました。

川越市保健所では、患者、施設等の調査を行い、原因究明に努めてきました。その結果、2月15日水曜日、食中毒と断定し、当該営業者に対して1日間の営業の一部停止処分を行いました。

患者の状況

  • 喫食者:2名
  • 発症者:1名
  • 症状:腹痛
  • 喫食日時:令和5年2月12日日曜日19時30分
  • 発症日時:令和5年2月13日月曜日3時

原因施設で購入し喫食した食品:刺身(いわし、赤貝)
なお、患者は入院せず、快方に向かっている。

病因物質

アニサキス

原因施設

川越市内の販売店

行政処分

  • 処分決定日:令和5年2月15日水曜日
  • 営業停止期間:令和5年2月15日水曜日の1日間
  • 営業停止の範囲:生食用鮮魚介類(冷凍品を除く。)の加工、販売

なお、冷凍品とはマイナス20℃以下で24時間以上の冷凍をしたものをいう。

原因施設として決定した理由

  1. 潜伏期間内に生食した鮮魚介類は、当該施設が加工、販売した刺身に限定されていた。
  2. 医療機関による内視鏡検査で、患者の胃からアニサキスが摘出された。
  3. 患者の症状及び潜伏期間が、アニサキスによるものと一致していた。
  4. 患者を診察した医師から、食中毒患者等届出票が提出された。

アニサキス食中毒について

  1. アニサキス食中毒とは?
    アニサキスは寄生虫(線虫)の一種です。
    その幼虫(アニサキス幼虫)は、長さ2から3cm、幅は0.5から1mmくらいで、白色の少し太い糸のように見えます。
    アニサキス幼虫は、サバ、アジ、サンマ、カツオ、イワシ、サケ、イカなどの魚介類に寄生します。
    アニサキス幼虫が寄生している生鮮魚介類を生(不十分な冷凍又は加熱のものを含みます)で食べることで、アニサキス幼虫が胃壁や腸壁に刺入して食中毒(アニサキス症)を引き起こします。
  2. 症状
    • 急性胃アニサキス症
      食後数時間後から十数時間後に、みぞおちの激しい痛み、悪心、嘔吐を生じます。
    • 急性腸アニサキス症
      食後十数時間後から数日後に、激しい下腹部痛、腹膜炎症状を生じます。
  3. 原因食品
    サバ、アジ、サンマ、カツオ、イワシ、サケ、イカなど
  4. 予防のポイント
    • (1)新鮮な魚を選び、速やかに内臓を取り除いてください。
    • (2)魚の内臓を生で提供しないでください。
    • (3)目視で確認して、アニサキス幼虫を除去してください。
    • (4)冷凍してください。(-20℃で24時間以上冷凍)
    • (5)加熱してください。(70℃以上、または60℃なら1分)

※一般的な料理で使う食酢での処理、塩漬け、醤油やわさびを付けても、アニサキス幼虫は死滅しません。

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