知っておきたい梅毒
最終更新日:2018年6月6日
梅毒が増えています
2010年以降、梅毒の報告数は増加が続いています。
梅毒は、早期発見・早期治療で治癒可能な感染症です。
不安や心配があるときは、一度検査を受けてみませんか。
保健所では、検査・相談を行っていますので、気軽にご利用ください。
原因
梅毒トレポネーマという病原菌が原因です。やがて、血行性に全身に広がり、様々な症状を引き起こす全身性の感染症です。
症状
感染後の経過した時期によって、症状の出現する場所や内容が異なります。
1期
感染後約3週間経過すると、感染部位にしこりができたり、そけい部のリンパ節が腫れる等の症状がみられます。
2期
治療をしないで3か月以上経過すると、梅毒トレポネーマが全身に広がり、皮膚や粘膜にバラ疹とよばれる発疹がみられるようになります。
晩期
感染後3年以上経過すると、骨や肝臓などにゴムのような腫瘍ができる場合があります。早期に治療を開始すると完治可能ですが、治療が遅れたり、治療せずに放置したりすると脳や心臓に病変が生じ、場合によっては死に至る場合があります。
※妊娠している人が梅毒に感染すると、胎盤を通して胎児に感染し、死産、早産、新生児脂肪、奇形が起こることがあります。妊婦健診(無料)で検査し、早期に発見・治療により母子感染を防ぐことができます。
気を付けてほしいこと
- いったん症状が消える無症候期があり、これが受診の遅れにつながることがあります。症状があるときは、医療機関を受診しましょう。
- 治療後完治しても、終生免疫を得られないので、感染を繰り返すことがあり、再感染の予防が必要です。
予防
性感染症全般に共通したことですが、感染しても気づかないことが多く、気づかないうちに感染を広げてしまうことがあります。そこで以下の方法で感染を予防しましょう。
- 不特定多数との性行為は避ける
- 特定のパートナーであっても、お互いに感染していないことを確認するため検査を受ける
- コンドームの使用(性器や口腔粘膜等の直接接触を防ぐことができ、完全ではないが性感染症予防に効果がある。)
※性感染症は完全に防ぐことができる予防法は確立されていないので、早期発見・早期治療により治癒率の向上や感染拡大の防止を図ることが重要です。
検査の受け方
川越市保健所では、毎月1回、性感染症検査を実施しています。
検査項目は、HIV、B型肝炎、C型肝炎、クラミジアの5項目です。
費用は無料です。
以下のリンク先より日程等ご確認ください。
随時、相談もお受けしていますので、お気軽に保健予防課感染症担当(049-227-5102)までご連絡ください。
外部リンク
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お問い合わせ
保健医療部 保健予防課 感染症担当(川越市保健所内)
〒350-1104 川越市小ケ谷817番地1
電話番号:049-227-5102(直通)
ファクス:049-227-5108
