市指定有形文化財 金山神社保管資料
- 名称
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金山神社保管資料
- よみ
- かなやまじんじゃほかんしりょう
- 種別
- 市指定有形文化財 歴史資料
- 員数
- 1式
- 所在地
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郭町2-30-1 川越市立博物館
- 指定年月日
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平成13年5月9日
- 所有者
- 幸町金山会
- 文化財の概要
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金山神社は鍛冶職人の守護神で、元は鍛冶師平井氏の屋敷神であったが、金山社が勧請され、祭神は鉱山の神である金山彦命(かなやまひこのみこと)、あるいは、天照大神が天岩戸に隠れた際、刀剣・斧などの祭器を作ったとされる天目一箇命(あめのまひとつのみこと)とされる。その後、鍛冶町名主中島家の敷地の一角に位置を移したが、『武蔵三芳野名勝図会』の、金山神社の項には「祭礼 毎歳二月十五日前夜より一町日待をなし、当日にハ、河越町近郷之鍛冶、群参して祭をなす」とあり、金工関係者はもとより、町の人々にも信仰されていたとされる。
一連の保管資料は、宝永2年(1705)から昭和12年(1937)にかけての棟札、祈願札、出金者芳名額など21点で、鍛冶職人の信仰や慣習、心意気を知る手掛かりとなる貴重な歴史資料である。また、大正12年(1923)の関東大震災で大破した社を同13年に氏子たちの協賛で再建したことを記した「金山神社再建記」など簡潔な記述でありながら川越の鍛冶職における近代史を語る資料として興味深い。
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