市指定有形文化財 牛子河岸島村家文書他新河岸川河岸場文書
- 名称
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牛子河岸島村家文書他新河岸川河岸場文書
- よみ
- うしこがししまむらけもんじょほかしんがしがわかしばもんじょ
- 種別
- 市指定有形文化財 書跡・典籍・古文書
- 員数
- 261点
- 所在地
- 郭町2-30-1(川越市立博物館)
- 指定年月日
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平成元年5月12日
- 所有者
- 個人
- 文化財の概要
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新河岸川舟運関係文書としてたいへん貴重なものが揃っている。扇河岸・上新河岸・下新河岸・牛子河岸・寺尾河岸・古市場河岸・福岡河岸、引又河岸関係の文書のほか川越屋勘兵衛などの町方商人関係文書もある。
中でも川越五河岸の一つ牛子河岸島村家(しまむらけ)文書がまとまっている。これは、昭和47年頃土蔵を取り壊した際に偶然発見されたものという。島村家は近世初期から明治期まで船問屋(ふなどんや)を営んでいた。屋号は「大島屋」である。「当河岸旧記」に記載されている享保19年(1734)の願書によれば、牛子河岸は寛文4年(1664)松平輝綱の代に、瓜や茶の栽培に必要な肥え・灰を、江戸の屋敷や葛西方面から輸送するため河岸場が取立てられ、松平家の奉公人であった先祖の岩淵仁兵衛が川越西町より当地に引越してきて河岸守(かしもり)となり、その後金子10両を下賜され古船1艘を調達して御用を務めたとある。幕末「大島屋宇兵衛」の代には手船を持たず近隣の出居衆(でいしゅう)(船持船頭)を多く抱え、輸送を行なっており、船頭と取交わした「出居仕証文」が多くのこっている。
明治期には内国通運会社に加盟し、牛子河岸水陸取扱所として営業している。
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