市指定有形文化財 新宿氷川神社本殿

- 名称
- 新宿氷川神社本殿
- よみ
-
あらじゅくひかわじんじゃほんでん
- 種別
- 市指定有形文化財 建造物
- 員数
- 1棟
- 所在地
- 新宿町1-22
- 指定年月日
-
平成19年8月10日
- 所有者
- 新宿氷川神社
- 文化財の概要
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新宿は、新河岸川と不老川にはさまれた台地上に位置し、当社はかつて「雀の森」と呼ばれるうっそうとした風景の中にあった。
本殿は、覆屋(おおいや)の中におさめられた軒唐破風付瓦棒板葺の一間社流造の建築である。建築年代については、明確な史料はないが、東脇障子背面の刻銘に大工棟梁野本喜延、熊谷住彫工小林正信と記され、小林正信が活躍した時代から推定して19世紀中頃の建築だと考えられる。
建物全体は江戸彫り彫刻で埋め尽くされているが、とりわけ背面の天岩戸開きを題材とした彫刻をはじめ、身舎(もや)三面の壁を飾る彫刻は、密度の高い立体的な江戸彫りで、テーマとなっている神話の情景がいきいきと描かれている。本殿の建築は、彫刻でみられる技量の高さや高度な技術を駆使した建築架構が一体化されて生まれた傑作であり、川越の神社本殿建築を代表する作品のひとつである。
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