ペットの熱中症にご注意ください
最終更新日:2022年6月28日
熱中症とは、体内にたまった熱を排出することができず、全身の機能が不全に陥った状態をいいます。
犬や猫は、人間のように汗をかいて熱を発散させることができません。犬はハアハアと口を大きく開けて呼吸(パンティング)することで体温を調節し、猫は動かないことで体温の上昇を抑えたり、毛づくろいをすることで体を湿らせて体温を下げようとしますが、人間よりも調節機能は劣ります。
熱中症は命にも関わりますので、十分な対策をしましょう。
主な症状
初期症状
- 激しい呼吸
- 大量のよだれ
- 舌や口の中の色が赤い
- フラフラする、ぐったりする
症状が進むと
- 下痢、嘔吐
- 筋肉の痙攣や震え
- 血尿、血便、吐血
- チアノーゼ(口の中や舌の色が青紫)
熱中症対策
外で飼うときの注意点
- 直射日光を浴び続けると危険です。広い屋根等で日差しを遮り、風通しの良い日陰を作りましょう。日陰の場所でも時間帯によっては日なたになる場合もあるので、いつでも涼しい日陰に自分で移動できるようにしましょう。
- コンクリートの地面は日陰でも熱くなる場合があります。地面が熱い場合は、すのこを敷く、犬の居場所を変える等の対策をしましょう。
- 水は涼しい場所に十分な量を置き、いつでも飲めるようにしましょう。
- 熱中症などの体調不良時に備えて、いつでも室内に入れられるように準備をしておきましょう。
室内での注意点
- 風通しがよく直射日光が当たらないようにし、状況によってはエアコンも使いましょう。ペットを残して外出するときは、快適な温度や湿度を保つようにしましょう。
- 車の中はエアコンがついていない場合はすぐに高温になります。ペットを車内に残さないようにしましょう。
散歩時の注意点
- 炎天下のアスファルトは非常に熱くなります。地面の近くを歩く犬は人間よりも影響を受けやすいだけでなく、肉球をやけどする恐れもあります。散歩は涼しい時間帯に行きましょう。
熱中症が疑われる場合
すぐに涼しい場所に移動して水分を与えましょう。
また、脇や足の付け根、首など、太い血管のある部分を冷やし、体温を下げるとともに、状況に応じて速やかに動物病院に相談しましょう。
お問い合わせ
保健医療部 食品・環境衛生課 環境衛生担当(川越市保健所内)
〒350-1104 川越市小ケ谷817番地1
電話番号:049-227-5103(直通)
ファクス:049-224-2261