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令和2年度市政方針

最終更新日:2020年2月21日

川越市長  川合 善明

本年第一回定例会を招集申し上げましたところ、議員の皆様の御出席をいただき開会されましたことは、市政伸展のため、誠に喜ばしい限りでございます。
本定例会の開会に当たり、私の市政運営の方針と令和二年度予算並びに主要施策の概要につきまして御説明申し上げます。

市政運営の方針

私は、平成二十一年に市長に就任して以来、「改革」「公正」「公開」の基本姿勢を貫き、「住むことに誇りを持ち、住んでよかったと思えるまち川越」の実現に向け、全力で市政運営にまい進してまいりました。
これまで私が取り組んでまいりました、待機児童対策や子育て支援、都市基盤整備、高齢化社会への対応や地域づくり、持続可能なまちづくりなどの「四つの川越づくり」は、私が目指すまちの実現のため、柱となる施策であり、これらをバランスよく推進していくことが、大切であると考えております。
これまでの間、着実に市政を伸展してくることができましたのも、ひとえに皆様の多大なるお力添えがあったものと、深く感謝申し上げます。
市民の皆様との対話を重視しながら、更なる川越の発展のため、施策を進めてまいります。

昨年を振り返りますと、台風第十九号による日本各地における甚大な被害がまだ記憶に新しいところでございます。本市におきましても、大規模な浸水被害が発生し、多くの方が避難を余儀なくされました。現在も避難されている方が一日も早く日常生活に戻れるよう注力するとともに、災害対応における課題等を抽出し、更なる防災体制の強化と災害に強いまちづくりを進めてまいります。

一方、昨年は、旧山崎家別邸が国の重要文化財に指定されるという、本市にとって喜ばしいニュースもございました。本市の文化財に、また一つ高い歴史的価値が認められましたことは、大変誇らしいことでございます。先人から受け継いだ、数多くの素晴らしい遺産を将来に引き継ぐべく、皆様とともに努力し歩んでいきたいと考えております。

さて、本年は、いよいよ東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会開催の年となりました。本市におきましては、聖火リレーが行われ、ゴルフ競技の舞台となります。これまで、会場周辺の基盤整備をはじめ、大会の円滑な運営に向けて、着実に準備を進めてまいりました。大会期間中は、市民の皆様とともに、川越ならではのおもてなしで国内外のお客様をお迎えし、本市の魅力を発信してまいりたいと考えております。

我が国の経済状況に目を向けますと、景気は、雇用・所得環境の改善が続く中で、緩やかな回復が続くことが期待されるとの基調判断がなされておりますが、様々な経済指標を見ましても、景況感はまだまだ厳しいものがあると考えられ、消費税率引き上げ後の経済動向や本市の地域経済、市民生活への影響にも引き続き注視する必要がございます。

こうした中、国は、災害からの復旧・復興と安全・安心の確保、東京オリンピック・パラリンピック後も見据えた経済活力の維持・向上などを柱とする経済対策を打ち出すとともに、消費税増収分を活用し、高等教育の無償化や、予防・健康づくりの取組など医療・介護分野を充実するとしております。

本市といたしましては、こうした国政の動きも的確に捉えながら、時宜に応じた施策を展開すべく、第四次川越市総合計画の各施策につきまして、引き続き四つの川越づくりとして全力で取り組んでまいります。

まず、「子育てが楽しい川越づくり」でございます。
国は幼児教育・保育の無償化により子育て世代の経済的負担軽減を図っており、自治体はこれに対応すべく保育環境の整備を進める必要がございます。
私はこれまで、喫緊の課題であります待機児童の解消に取り組み、市長就任以来、市内保育施設の定員数を約三千名増やし、本市の待機児童数は、令和元年度当初で二十人にまで減少させることができました。引き続き、国の施策や保育ニーズに応えていくとともに、妊娠・出産から子育てまで、切れ目のない支援を進め、川越で産み、育ててよかったと思っていただける子育てが楽しいまちの実現を目指してまいりたいと考えております。
具体的な施策といたしましては、子育て世代の皆様を支援するため、本川越駅近くに子育て安心施設の整備を進めており、保護者に代わって保育所等にお子さんを送迎する保育ステーションや、同施設で実施する子育て支援事業等の準備を着実に進めてまいります。
児童生徒がICTを活用し、主体的・対話的で深い学びができるよう、国の施策に呼応して、情報教育の推進のための環境整備を計画的に進めるとともに、子どもたちの心の教育など、様々な課題にきめ細かく対応してまいります。
また、老朽化した学校施設の耐久性の確保や機能の改善を図るための計画的な改修を進めてまいります。
更に、子ども一人ひとりが、生まれ育った経済環境によって左右されることなく、将来に希望を持つことができるよう、家庭の経済状況などの養育環境に配慮した施策を引き続き進めてまいります。

次に、「活力と魅力ある川越づくり」でございます。
都市基盤整備は、将来の都市の姿を定め、地域の皆様のご協力を得ながら、着実に進めていく必要がございます。
本市には歴史や文化、豊かな自然があり、これらを大切に守り育てるとともに、国や県の事業などを見据えながら、計画的に活力と魅力のあるまちづくりを進めてまいりたいと考えております。
具体的な施策といたしましては、川越駅周辺地区につきましては、新年度は、川越駅西口の市有地利活用事業による複合施設が供用開始され、その三階部分は行政フロアとして、川越市民サービスステーションを開設してまいります。東口の駅前広場の改修も引き続き進め、新たなにぎわいの創出を図ってまいります。
東部地域の核となる南古谷駅につきましては、北口開設を目指し、周辺地区整備に引き続き取り組むとともに、農業ふれあいセンターの改修事業をはじめとする、グリーンツーリズムの拠点整備を推進し、活性化を図ってまいります。
更に、交通の利便性に優れた本市の立地特性を生かし、産業・経済の活性化に向け、企業誘致や新たな産業用地の確保に引き続き取り組んでまいります。

次に「快適で安心できる川越づくり」でございます。
近年、台風や地震などの自然災害が各地で猛威を振るい、過去の経験からは想像できないような被害をもたらしております。
誰もが快適に安心して暮らせることは、私のまちづくりの姿勢の基本としているところであり、全ての世代にとって快適で安心できるまちづくりが一層求められていると実感しております。
具体的な施策といたしましては、昨年の台風被害を踏まえ、河川整備や雨水対策といったハード面の整備はもとより、国や県との連携をはじめ、市における防災体制の更なる強化や避難所のあり方についての検討を進め、自治会など地域組織とも連携して、災害に強いまちづくりを進めてまいります。
今後高齢者人口が更に増加するだけでなく、高齢者単身世帯や高齢者のみの世帯も増加すると見込まれます。また、八十代の高齢の親とひきこもりの状態にある五十代の子が同居している、いわゆる「8050問題」などの社会問題への対応も必要となっております。
高齢者の誰もが生きがいを持ち、自分らしく、住み慣れた地域で健康で安心して暮らせるよう、地域包括ケアシステムの構築に向けた取組を引き続き進めてまいります。
川越市民サービスステーションに、福祉に関する様々な悩み・相談を一体的に受け止め、課題を整理して早期の支援につなげる「福祉総合相談窓口」を設置してまいります。
また、一部区域で先行してスタートしましたデマンド型交通につきましては、順次、運行区域を拡大し、交通空白地域の解消を目指してまいります。
更に、交通事故防止のため、生活道路の整備や児童生徒の通学路の安全対策を引き続き進めてまいります。

最後に「持続可能な都市、川越づくり」でございます。
私はこれまで、日本が迎える人口減少社会に対応したまちづくりが必要であることをしっかりと受け止め、本市が抱える様々な行政需要に対応すべく、各種施策を推進してまいりました。今後も生産年齢人口の減少により大幅な税収の増加が見込めない中、持続可能なまちの実現のため、引き続き、財政状況を強く意識しつつ事業を進めるとともに、なお一層の行財政改革を遂行してまいります。
また、本市は昭和四十年代以降の人口急増期に様々な公共施設やインフラ施設を整備してまいりましたが、それらの施設の更新の時期が集中して訪れようとしております。次の世代に過度な負担を残すことのないよう、計画的なまちづくりを進めてまいります。
具体的な施策といたしましては、市民生活に欠かすことのできない廃棄物処理施設である、東清掃センターの大規模改修を継続して進めてまいります。
学校や市民センターなどの公共施設、橋りょうや上下水道施設などのインフラ施設につきまして、社会資本マネジメントの視点から将来の需要を見据え、整備・更新・長寿命化を総合的かつ計画的に進めてまいります。
また、人口減少に伴う地域経済の縮小を克服するため、若者が働き、交流し、子どもを産み育てていくことに、期待と喜びを感じられるまちを目指す、「川越市まち・ひと・しごと創生総合戦略」に位置付けられた各プロジェクトにつきましても引き続き推進してまいります。

二年後の二千二十二年には、市制施行百周年を迎えます。この記念すべき節目をお祝いするため、記念事業の検討を市民参加により行っていくなど、計画的に準備を進めてまいります。また、初雁公園につきましては、昨年度に策定いたしました初雁公園基本計画に基づき、城址公園として整備を進め、まずは、県指定文化財である川越城本丸御殿周辺について整備を進めてまいります。

本市の次の百年という未来を見据える中、オリンピックの開催という歴史的体験を新たな本市のレガシーとし、歴史と伝統に培われた川越が更なる飛躍を遂げますよう、総合計画の将来都市像である「人がつながり、魅力があふれ、だれもが住み続けたいまち 川越」の実現に向けて、全力で各施策に取り組んでまいります。

議員各位並びに市民の皆様の一層の御理解と御協力をお願い申し上げ、私の市政運営の方針とさせていただきます。

令和二年度予算の概要

次に、令和二年度予算の概要について申し上げます。
本市の財政状況は、近年、扶助費、物件費、繰出金、公債費などの経費が増加し、経常収支比率の上昇が示すように財政構造の硬直化が進行する大変厳しい状況となっております。
令和二年度は、社会保障経費の増加に加え会計年度任用職員制度の導入など義務的経費の大幅な増加が見込まれ、予算編成に当たりましては、財政調整基金など積立基金の取崩しだけでなく、市民生活への影響を極力回避しながら様々な経常経費の削減に取り組んでまいりました。
令和二年度一般会計の予算規模は、幼保無償化の通年化・会計年度任用職員制度の実施、東清掃センター大規模改修事業、扶助費や繰出金の増などにより前年度より四十三億円増の一千百五十八億五千万円となりました。
特別会計の予算規模は八百二十億七千四十七万八千円で、一般会計と合わせた予算規模は一千九百七十九億二千四十七万八千円となりましたが、予算内容は経常的経費の割合が更に高まったと認識しております。
このような財政状況に鑑み、持続可能な行財政運営と将来の川越市の発展の基盤を築くため、引き続き全ての事務事業の見直しを進めるとともに積極的な歳入確保など更なる行財政改革に取り組んでまいります。

次に、令和二年度予算における主要事業の概要につきまして、第四次川越市総合計画の施策体系別に申し上げます。

子ども・子育て

始めに、「子ども・子育て」について申し上げます。
待機児童解消に向けて、民間保育所の整備支援により定員増を図るとともに、地域型保育事業の実施を推進してまいります。
川越市民サービスステーションに設置いたします福祉総合相談窓口において利用者支援事業を展開し、妊娠期から子育て期にわたる様々な相談に対応してまいります。
産前産後に子育て経験者等による相談支援や親同士の交流が図れる、産前・産後サポート事業や、宿泊による産後の心身のケア、育児サポート等を行う産後ケア事業を進めるとともに、身近に相談できる相手がいないなど、支援が必要な未就学児を持つ家庭を対象に、家庭訪問型の子育て支援事業を新たに実施してまいります。
経済的な支援が必要な家庭に対する学習支援や就学援助を実施するとともに、ひとり親家庭における資格取得や学び直しのための支援についても引き続き実施してまいります。
学童保育室につきましては、狭隘化している保育室の増室やトイレの改修工事を行い、良好な保育環境を整備してまいります。
昨年開設いたしました児童発達支援センターにつきましては、相談支援や地域支援の充実に向けた取組を行ってまいります。
子育て安心施設につきましては、建設工事を進めるとともに、保育ステーション開設等の準備を進めてまいります。

福祉・保健・医療

次に、「福祉・保健・医療」について申し上げます。
高齢者福祉につきましては、介護予防や日常生活支援の取組、地域の多様な担い手による支え合いの体制整備を進めるとともに、介護支援いきいきポイント事業などにより、高齢者の生きがいづくり、社会参加を支援してまいります。また、必要な介護サービス等を確保するため、民間福祉施設の整備に向けた支援も引き続き実施してまいります。
障害者福祉につきましては、障害のある方が住み慣れた地域でいきいきと暮らせるよう、障害者施設への支援を実施してまいります。また、川越市手話言語条例の基本理念にのっとり、手話に対する理解の促進と手話の普及、手話の使用しやすい環境の整備を図るため、手話通訳者の養成事業や派遣事業を実施してまいります。
川越市民サービスステーションに設置いたします福祉総合相談窓口には、主に高齢の方に対する福祉相談センター、障害のある方に対する障害者総合相談支援センター、生活に困窮している方に対する自立相談支援センターなどを置き、子育てに係る利用者支援事業と併せ、これらが連携して対応することで、複雑化・複合化している市民の相談を一体的に受け止め、課題を整理して早期支援につなげてまいります。
健康づくりにつきましては、後期高齢者を対象とする健康診査において、対面による結果説明を実施し、きめ細かな保健指導を行うとともに、がん検診の個別受診勧奨、各種の予防接種の勧奨、早急な感染症対策のための保健所内での麻しん・風しん検査の導入などにより、病気の予防や早期発見に努めてまいります。また、ラジオ体操をはじめとする身近な健康づくりを進めて、健康寿命の延伸を目指してまいります。

教育・文化・スポーツ

次に、「教育・文化・スポーツ」について申し上げます。
グローバル化の進展に対応し、英語教育の充実を図るため、英語指導助手の配置を進めるとともに、各学校の課題に応じた支援事業を実施するため、オールマイティーチャーの配置も継続してまいります。
小中学校に導入した統合型校務支援システムにつきましては、市立川越高等学校にも導入し、効率的な学校運営に努めてまいります。
文化芸術の振興のため、様々な文化団体等との連携や協働により、各種文化芸術事業を実施してまいります。また、子どもたちが文化芸術に親しむ機会となる、文化芸術体験事業を引き続き実施してまいります。
美術館につきましては、常設展に加え、様々なジャンルにわたる年四回の特別展を開催するなど、市民の皆様が身近なところで質の高い芸術に触れる機会を創出してまいります。
生涯スポーツの推進のため、様々な年代の方が学び、親しめるスポーツ教室を開催するとともに、スポーツ指導者の養成に努めてまいります。また、市民の皆様に人気のイベントとして定着いたしました小江戸川越ハーフマラソンも引き続き実施してまいります。
武道館につきましては、利用者が安心して快適に活動できるよう、耐震改修工事等を引き続き進めてまいります。
文化財につきましては、国指定史跡である河越館跡の第二期の史跡整備に向けた取組を進めるなど、貴重な文化財の保護に努めてまいります。

都市基盤・生活基盤

次に、「都市基盤・生活基盤」について申し上げます。
川越駅につきましては、西口市有地の複合施設の供用開始前に、同施設に接続する歩行者用デッキの延伸工事を完了させてまいります。また、東口駅前広場の改修も引き続き事業を進めてまいります。
南古谷駅につきましては、北口開設に向け、事業に必要な用地の取得や鉄道事業者との協議を進めてまいります。
市指定文化財である旧川越織物市場につきましては、文化創造創業支援施設として、施設の整備及び運営体制の検討を進めてまいります。
市内道路網の充実を図るため、川越駅南大塚線などの都市計画道路整備や幹線道路整備の事業推進に努めてまいります。また、生活道路の整備を着実に進め、安全で安心な生活環境を確保してまいります。
橋りょうにつきましては、歩行者の安全性や利便性の確保を図るため、脇田歩道橋の耐震化を引き続き進めるとともに、地域住民の安全性の向上や交通円滑化を図るため、道路や河川の整備と整合を図りながら、必要な橋りょう整備に取り組んでまいります。
中心市街地の交通円滑化のため、松江町交差点・新宿町三丁目交差点の改良に向けた取組を進めるとともに、自転車シェアリング事業を引き続き実施してまいります。また、多くの観光客が訪れる北部市街地の交通対策を引き続き検討してまいります。
交通空白地域における移動手段といたしましては、デマンド型交通、愛称「かわまる」の運行区域の拡大に向けた取組を進めるとともに、市民の皆様の利用促進を図ってまいります。また、川越シャトルにつきましても、身近な公共交通として適切な運営管理に努めてまいります。
昨年の台風第十九号を踏まえ、江川流域都市下水路や下小坂樋管周辺等の内水対策に引き続き取り組むとともに、準用河川久保川の改修を進めてまいります。
生活に欠くことのできない上下水道施設につきましては、耐震化や長寿命化対策を進め、適切な維持管理に努めてまいります。
初雁公園につきましては、段階的な整備を進める中、市制施行百周年を目指して本丸御殿周辺の整備を進めてまいります。
旧斎場跡地における公園整備につきましては、地元自治会の要望を踏まえ、事業を進めてまいります。
空家等対策につきましては、川越市空家等対策計画に基づき、所有者に適切な管理を促すとともに、引き続き空き家バンク制度による利活用を促進するなど、空き家等の発生の予防や増加の抑制に努めてまいります。

産業・観光

次に、「産業・観光」について申し上げます。
商業支援といたしましては、商店街等の空き店舗の利活用を促進するための空き店舗対策事業補助や後継者不足による事業所の減少に対応するための事業承継店舗改修等補助につきまして、引き続き実施してまいります。
中小企業支援といたしましては、融資を受けた中小企業の金利負担を軽減するため、利子補給金の交付を引き続き実施してまいります。
企業誘致につきましては、新たな産業用地の確保や企業立地奨励金制度の活用により、税収増や雇用の確保、既存企業との相乗効果が見込まれる企業の誘致に努めてまいります。また、増形地区の産業団地整備につきましても、事業主体である埼玉県と連携して、事業の進捗に取り組んでまいります。
雇用支援につきましては、拠点である川越しごと支援センターを川越市民サービスステーションに移転し、引き続き、国と一体的に求職者の支援を実施してまいります。
農業施策につきましては、蔵inガルテン川越の整備を進めていくとともに、定着してまいりましたロゴマークの活用などにより、川越産農産物のブランド化を推進してまいります。
観光につきましては、オリンピックをきっかけに、本市を訪れていただけるよう、川越を広くPRする事業を行うとともに、観光客の利便性の向上のため、公衆トイレの洋式化整備を進めてまいります。また、観光客の動向等の統計に基づく観光戦略を立案・推進する一般社団法人DMO川越の取組に対し各種支援を行ってまいります。

環境

次に、「環境」について申し上げます。
環境への取組につきましては、健全で恵み豊かな本市の環境を将来へ引き継いでいくことができるよう、市民参加による市民環境調査・自然環境調査を実施するとともに、環境学習として星空観察の集いを実施するなど、環境に関する啓発に努めてまいります。
二酸化炭素等の温室効果ガスを削減することによって、地球温暖化防止に貢献するため、再生可能エネルギー等の普及促進を図ってまいります。
緑豊かなまちづくりを推進するため、市内に緑を増やす取組を継続するとともに、オリンピックに向けては、プランターによる花の装飾を川越駅等に行うなど、花と緑のおもてなしを実施してまいります。
ごみの減量や資源化を促すため、布類の定時収集を引き続き実施するとともに、食品ロスの削減に向けた取組を進めてまいります。また、近年増加している外国籍市民の方を対象に、多言語に対応した家庭ごみの出し方のリーフレットを提供するなど、ごみの適正な排出の啓発に取り組んでまいります。
建設から長期間経過した東清掃センターにつきましては、施設の延命化を図り、大規模改修工事を実施してまいります。

地域社会・市民生活

次に、「地域社会・市民生活」について申し上げます。
多様な生き方や価値観を認め合い、一人ひとりが生き生きと暮らせる社会の実現を目指し、男女共同参画に関する啓発活動を行うほか、性的少数者への理解の促進に向け、パートナーシップ宣誓制度を導入してまいります。
防災対策につきましては、災害時に備えた指定避難所における備蓄品の配備を計画的に行うとともに、市の防災体制につきましても、更に迅速かつ的確に対応するための整備を行ってまいります。
まもなく九年が経過しようとする東日本大震災の被災地復興を支援するため、職員派遣を継続して実施してまいります。
防犯対策につきましては、市民の防犯意識をより高め、市民生活における身近な犯罪を防止するため、防犯情報の収集・提供や特殊詐欺対策などの取組を進めてまいります。また、高齢の方などの消費生活上における被害の防止や安全の確保のための取組を関係機関と連携して進めてまいります。
交通安全対策につきましては、川越警察署と連携したゾーン三十事業を進めるとともに、継続して実施している児童生徒の通学路の安全点検を基に、グリーンベルトの設置などによる通学路の安全対策を実施してまいります。また、児童から高齢者まで、その年齢や特性に応じた交通安全教室を開催するなど、交通安全に関する意識啓発に努め、交通事故のない社会を目指してまいります。

住民自治・行財政運営

最後に、「住民自治・行財政運営」について申し上げます。
地域会議につきましては、住みよい地域づくりにおける市の協働パートナーとして位置づけ、その結成を促進するとともに、主体的な実施事業や運営を支援してまいります。
市民の皆様と直接対話し、市民の立場に立った市政運営を行うため、タウンミーティングを引き続き実施してまいります。
市民活動団体等が様々な課題を解決するために主体的に取り組む協働事業の支援などを通じて、市民・事業者・民間団体等との協働を推進してまいります。
川越市民サービスステーションに、南連絡所及びウェスタ川越証明センターを移転・統合した川越駅西口連絡所を設置し、取扱業務を拡充して市民の皆様の利便性の向上に努めてまいります。
新年度は、第四次川越市総合計画前期基本計画の最終年度に当たります。市民の皆様の声を聴きながら、令和三年度を初年度とする後期基本計画の策定をはじめとし、各行政分野の個別計画の策定作業も進めてまいります。
老朽化が進む公共施設への対応として、今後の取組を示した個別施設計画を策定し、公共施設の建築経過年数を見据えた施設更新に向け、社会資本マネジメントの取組を進めてまいります。また、本庁舎につきましては、引き続き空調設備などの改修を計画的に進めてまいります。
クラウドファンディングの手法を活用し、「蔵の町 川越」ブランドの形成・展開に資する取組を支援するため、くらびとファンディング事業を進めてまいります。
オリンピックのゴルフ競技開催につきましては、大会が円滑に運営されるよう、東京2020組織委員会等と連携し、観客等の輸送や都市ボランティアの運営に取り組んでまいります。また、オリンピックの魅力をより身近に感じていただくため、競技中継を中心とする大会関連イベントを開催するとともに、市内学校に通う子どもたちに、一生の財産として心に残るよう、オリンピック・パラリンピックについての学習及び競技観戦の機会を提供してまいります。

以上が、私の市政運営の方針と、令和二年度予算並びに主要施策の概要でございます。議員各位並びに市民の皆様の御理解と御協力を賜りますよう、お願い申し上げます。

参考

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