ジャパン・ビューティー(2013年度秋)
最終更新日:2015年1月3日
知られざるプライベートコレクション ジャパン・ビューティー 描かれた日本美人
竹久夢二《宵待草》 昭和
美人、すなわち美しい女性を描くことは、日本美術の長い歴史における重要なテーマのひとつです。江戸時代を通じてもてはやされた浮世絵の美人絵は、西洋絵画の感化を受けた明治期の日本画壇において、「美人画」のジャンルへと発展します。近代日本画における美人画家たちは、それぞれの個性的な人物表現に取り組み、その題材も古きものからモダンなものまで取材し、多彩な女性像を描いてきました。
本展では、明治、大正、昭和初期にかけて活躍した「美人画」の三大巨匠と謳われる上村松園、鏑木清方、伊東深水をはじめ、画壇で実力を発揮した日本画家たちの妖艶優美な作品を紹介します。日本の四季、風俗、歴史、文学に着想を得た女性表現の多様性と、その姿に託された理想美を心ゆくまでお楽しみください。
主な出品作家
池田蕉園 池田輝方 伊藤小坡 伊東深水 上村松園 岡本神草 甲斐庄楠音 鏑木清方 北野恒富 栗原玉葉 島成園 竹久夢二 寺島紫明 中村大三郎 山川秀峰 ほか
会期
10月19日(土曜)から12月8日(日曜)
観覧料
一般 500円(400円)
大学生・高校生 250円(200円)
中学生以下 無料
- ( )内は20名以上の団体料金
- 障害者手帳をお持ちの方と付添者1名 無料
関連イベント
講演会「美人画というモダン」
11月23日(土曜・祝日) 午後2時から3時30分
講師:小川知子さん(大阪新美術館建設準備室 主任学芸員)
学芸員による展示解説
10月26日(土曜)/11月30日(土曜)(手話通訳付き) 午後2時から
主催
川越市
企画協力
アートシステム