国指定重要文化財 喜多院 山門 附棟札
最終更新日:2023年8月30日
喜多院・山門
名称 | 喜多院 山門 附棟札 |
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よみ | きたいん さんもん つけたりむなふだ |
種別 | 国指定重要文化財・建造物 |
員数 | 1棟 |
所在地 | 小仙波町1-20-1 |
指定年月日 | (旧国宝)昭和21年11月29日 |
所有者 | 喜多院 |
文化財の概要 | 山門は、寛永15年(1638)の大火で焼失するのをのがれた喜多院で一番古い建築である。『星野山御建立記』によれば、寛永9年(1632)11月に天海によって建立され、番匠は比叡山坂本の山本吉重、奉行は平井作左衛門であった。同様の記述は棟札にもあって、裏面に「武陵仙波東叡山無量寿寺喜多院 維時寛永九壬申載霜月吉日良辰」の年紀が書かれ、表面に「御建立山門執 行探題大僧正天海 奉行平井作左衛門 材木取持池田勘右衛正吉 大工江州 坂本山本若狭守吉重」の名が記されている。建築としては、切妻造、本瓦葺の一間一戸四脚門で、左右に脇塀と潜りが付き、北側は番所が接続する簡素で重厚な建物である。中央の大きな両開扉を支える本柱の前後に4本の控柱が立つことから四脚門と呼ばれ、桁行方向の控柱を繋ぐ陸梁(ろくばり)には中備(なかぞなえ)の蟇股が二つ並んで設けられているのが特徴である。また蟇股には、正面を虎、背面を唐獅子の彫刻が施され、心を和ませるポイントとなっている。 |
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