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市指定有形文化財 宮澤家住宅

最終更新日:2023年10月30日


宮澤家住宅

名称 宮澤家住宅
よみ みやざわけじゅうたく
種別 市指定有形文化財・建造物
員数 3棟
所在地 六軒町1-11-1
指定年月日 平成17年3月29日
所有者 個人
備考

 六軒町に残る貴重な町家で、現在は生花店となっているが、かつては照降(てりふり)業(傘及び下駄)を営んでいた。間口6間の大きな町家であり、明治39年(1906)頃に建設されたといわれている。通りに面する外観は、北側に間口3.5間2階建の店と南側の間口2.5間厨子二階の添屋で構成され、前面には桟瓦葺の下屋が二つ建物を連結している。店の背後には住居部分が一体化して続き、さらに長い渡り廊下沿いに文庫蔵、小離れがある。そして最奥には大正3年(1914)に増築されたといわれている離れが配されている。
 店の外観は、箱棟と影盛付鬼瓦の屋根形式を採用しているので、一見土蔵造町家のように見えるが、軒先は垂木や出桁、せがいは木部を露出し、2階窓も格子をはめ込んだ形式なので、塗家造の町家といえる。旧川越町の町外れに位置していることから、大火の影響を強く受けることがない上に、大火の恐怖が和らいできた時期に建設されたことから、採光や通風を配慮した部屋を求めたのであろう。しかし、それだからといって防火対策を怠ることはなく、北側の壁面はすべて大壁で塗籠めていることがわかる。
 添屋は、かつて下駄をつくる作業場として使用され、2階は奉公人の部屋だった。外観は、店と同じように、切妻造平入の桟瓦葺屋根であるが、棟が熨斗積みで厨子二階の低い建物となっており、建物の主従関係が外観にあらわれている。室内は、当初の面影をあらわす揚戸構が店に残っており、住居部分も店との境に入れられた潜り戸付障子や8畳間の平書院の指物細工、面皮材と角材を交互に使った棹縁天井など施主と大工の建物に対する趣向が所々にあらわれ、旧川越町の町家とは異なる特色をもつ町家として価値が高い。

お問い合わせ

教育委員会 教育総務部 文化財保護課 管理担当
〒350-8601 川越市元町1丁目3番地1
電話番号:049-224-6097(直通)
ファクス:049-224-5086

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