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市指定有形文化財 田口家住宅

最終更新日:2023年10月20日


田口家住宅

名称 田口家住宅
よみ たぐちけじゅうたく
種別 市指定有形文化財 建造物
員数 1棟
所在地 松江町2-5-11
指定年月日

昭和56年12月25日

所有者 個人
文化財の概要

田口家は、屋号「百むかで足屋(むかでや)」と称し、代々、糸・組紐・鰹節問屋を営んだ旧家であり、江戸へ向かって延びる旧江戸街道に面して建てられている。建物配置としての特徴は、他の土蔵造町家のように、間口一杯に店蔵を建てるのではなく、北側から3間ほどを店蔵とし南側の残りの部分は門と木戸が設けられた板塀で囲われ、奥に台所棟の玄関が控えているところにある。
 店蔵の建築年代は、棟札から、明治29年(1896)12月5日に棟上げされ、施主が9代目田口吉兵衛事こと田口又右衛門、10代目田口吉兵衛、施工者は榎本傳吉(大工)、菅間酉造(左官)、竹中角蔵(鳶)であることがわかっている。なお、店蔵の背後にある離れ、内蔵、外蔵は、後に増築されたもので、それぞれの蔵には棟札が残され、建築年代、施主・施工者の名前がわかっている。
 表通りに面している店蔵は、切妻造平入、桟瓦葺の2階建で、軒蛇腹と出桁を黒漆喰で塗籠める土蔵造町家の典型的な外観を呈しているが、2階の観音開窓は重厚な土戸ではなく、銅板が巻かれた板戸なので、他の土蔵造町家に比べて、全体的に軽快な印象を与えている。なお、2階の観音開窓は東面の道路側だけではなく、南側にも開けられ、室内への風通しと採光を配慮していることがわかる。店蔵1階の室内は、下屋下の土間以外は畳敷でかつての座売り形式の店形態を保存している貴重な例である。
店蔵の南側で一歩後退して寄り添うように建っている台所棟は、南側の妻が寄棟造の桟瓦葺屋根、真壁造の2階家である。1階には、内玄関があり、中に入ると台所と風呂場が含まれ、2階は縁側付きの6畳間が配されている。台所棟が店・住居部分とは一線を画して南側に配することで防火対策を施している点も注目できる。

お問い合わせ

教育委員会 教育総務部 文化財保護課 管理担当
〒350-8601 川越市元町1丁目3番地1
電話番号:049-224-6097(直通)
ファクス:049-224-5086

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